高橋諒、オリンピック最終予選突破ならず
リオデジャネイロオリンピック世界最終予選(6月13~27日、アゼルバイジャン・ バクー)
高橋諒(113期)が出場のミドル級には50人がエントリーした。高橋の初戦はAVDIC EDIN(オーストリア)1ラウンドからスピ-ドの乗ったワンツーと右フックで相手を下がらせ、打ち合いの中でボディを決めてフォローの右クロスでダウンを奪った。参加選手のなかでも高橋の動きは力強かった。
2回戦VIKAS KNSHAN(インド)は第2シードの選手、左ストレート、フックはスピード威力抜群の選手だが後半失速するとの情報。紙一重でずらして高橋が前進するも1ラウンドは劣勢で我慢の展開、2ラウンド後半一気に距離を詰めて左フックがヒット、更に左フックがカウンターになり相手がふらつくと集中打を浴びせてゴング。3ラウンドダメージが残る相手は逃げるも高橋の左フックがあごを捉えて膝から崩れたがレフリーはダウンをとらず、残り15秒高橋のストレート、フック、ボディにまたもクリンチ、それでも高橋が攻め続けロープに釘付けにしたままゴングが鳴った。
結果ポイント負けのコール、残念ながらリオオリンピック出場を目指した戦いは終わった。
ボクシング部ヘッドコーチ 鈴木大輔(95期)