日本人、台湾を拓く。 許文龍と胸像の物語
まどか出版、2,600円
取り上げられたのは▽台湾近代化の父・後藤新平(4代学長)▽糖業を発展させた新渡戸稲造(学監・教授・初代名誉教授)▽古都台南を守った市長・羽鳥又男▽台湾紅茶を育てた新井耕吉郎 ほか5人―台湾の実業家・許文龍氏が自ら制作した胸像を台湾や日本のゆかりの地に寄贈していることを背景にその人物たちの伝説を一冊にまとめた歴史読み物である。後藤と新渡戸は大正初期から昭和初期にかけて、拓殖大学中興の祖となった名コンビだ。台湾と拓大の歴史は古く、かつ新しい。