内山高志 3度目の防衛戦をTKO勝利にて飾り記録更新

   2014/04/25

内山高志V3①

WBA世界スーパーフェザー級タイトルマッチが1月31日有明コロシアムで7000人の観衆の中行われた。内山高志(100期)は「拓殖大学」をトランクスに掲げながら、世界初挑戦で同級4位の三浦隆司を8回終了TKOで下し、3度目の防衛に成功。自身の持つ王座奪取から3連続KO勝ちを「4」に伸ばし、KO率も82.3%で歴代トップとなり記録を塗り替えた。

試合当日は工藤信一常務理事、秋山義継学生センター長を始め150名を超える多数の学友が本学の幟のもと熱い声援をおくった。

決して楽な防衛戦ではなかった。当初予定をされていた暫定チャンピオン・ソリスとの王座統一戦が流れる日程変更のトラブルに加え、試合中は2ラウンドに右手甲を脱臼、その後3ラウンドに偶然のバッティングで初となる右目上をカット、直後にプロ2度目のダウンを喫した。しかし、その後は試合巧者である内山が基本に忠実な左のジャブで挑戦者の右目を視界がなくなるほど腫れ上がらせ8ラウンド終了時棄権に追い込んだ。幾多の壁を乗り越えての防衛、またひとつチャンピオンとして成長をした。

青木茂(81期)

内山高志V3②内山高志V3③