八重樫東、2階級制覇
ボクシングWBC世界フライ級タイトルマッチが4月9日、両国国技館で行われ、挑戦者八重樫
八重樫は昨年6月に大阪で行われたWBA、WBC世界ミニマム級王者統一選で井岡一翔(井岡)に僅差の判定で敗れベルトを失ったが、階級を2つ上げて再スタート、復帰2戦目で早くも世界戦となった。対戦相手の五十嵐とは学生時代に4度対戦して全敗していた。
4ランド終了時のポイントでリードし、五十嵐を追い回して得意の接近戦に持ち込み、ダウン同然の状態(判定はスリップ)に追い込む場面もあった。終盤は八重樫のペースで、「アキラ!アキラ!」のコールも勢いを増した。今回もトランクスの背中側に「拓殖大学」の文字が入っていた。
終了後のインタビューでは「僕みたいな小さい人間が2階級に挑戦できるなんて本当にチャレンジだったので、これをクリアできたのは自信になります」と語った。