拓殖大学で繋がる絆IN群馬~平成28年度留学生地域研修感想文(群馬班その4)~
国際学部 国際学科 4年
学生時代最後の夏休みに一生忘れられない貴重な経験をしました。それは、拓殖大学学友会主催の留学生地域研修を通じて群馬県に行った時の事です。今回の研修では二人の中国人と一人のマレーシア人と一緒に参加しました。初対面の人ばかりで会う前は不安に思いましたが、優しくて話しやすいみんなのおかげですぐ仲良くなり、これからの群馬での研修がとても楽しみになりました。
群馬県の中で草津温泉しか行ったことがない私は、今回の研修を通して群馬の観光地や歴史などについて学ぼうと決意しました。私たちは白衣観音、染料植物園、富岡製糸場、春名神社など色々なところに行きました。その中でも一番印象深かったところは世界遺産に登録されている富岡製糸場です。世界遺産検定で勉強したところに実際訪れることができてとても嬉しかったです。日本の近代化に大きく寄与した富岡製糸場の主役は、全国から集まった女工たちと言っても過言ではありません。当時の彼女たちの活躍を肌で感じることができ、またその意味のある場所に私が立っていることに感動しました。
群馬県の誇るこんにゃくを使っただるま弁当もとても印象に残っています。その理由は弁当箱が赤くてかわいいだるまになっていて、食べ終わった後でもお弁当箱を記念に持ち帰ることができたことです。そしてもう一つの理由は地元のものを使って商品にすることに感銘を受けたからです。こんにゃく生産日本一の群馬県はそのこんにゃくを使うことにより、地域経済の活性化や群馬県のPRにもつながる一石二鳥のアイディアに感心しました。
最後に一番記憶に残る体験は、日本の高校生たちとの交流です。私たちは高崎商科大学附属高等学校に訪問し、茶道と空手道を見学することができました。韓国の高校で朝から晩まで一日中勉強しかしてこなかった私にとって、授業の他に部活動でも一生懸命努力する日本の高校生を見て刺激をいただきました。日本の文化体験や高校生たちとの交流を通してさらに日本が好きになりました。
来年の4月から訪日インバウンドの仕事をする私にとって、今回の研修は日本の地方について知る貴重な経験となりました。外国人である私たちを温かく受け入れてくださった群馬県の方々にとても感謝しております。これからは私が海外の人々に群馬の魅力を伝え、より多くの人に群馬について知ってもらうよう架け橋になりたいと思います。
三日間という短い期間でしたが、拓殖大学の先輩方々と仲を深めたことに群馬に行って本当によかったと思いました。国籍も年齢も違う私たちを拓殖大学の繋がりだけでここまで優しくしてくださって本当に感動しました。たくさんの方々とお話ができ、学ぶことが多い時間でした。ここでできた先輩方々や留学生メンバーとの絆は一生大切にしていきたいと思います。研修を終えて先輩方々とお別れをする時間が近づくにつれて、お別れの悲しさや優しい先輩方々への感謝の気持ちなどの色々な感情で感動の涙を流してしまいました。この三日間のために前から準備してくださり、研修中も私たちに常に気を配ってくださり、とてもありがとうございました。皆さんのおかげで有意義な時間を過ごすことができ、一生忘れられない思い出となりました。また来年度も参加するとの約束を守りますので、私たちを忘れないでくださいね!本当にありがとうございました。