月刊WiLL 5月号
花田紀凱 責任編集
ワック(820円)
早くも創刊10周年を迎えてますます内容充実。今号は「李登輝夫妻も涙した映画『KANO』」(池井優)の中に<台湾統治と野球の活用>がある。台湾近代化の基礎は1898年から8年余をかけてドイツ留学仕込みで衛生状態を改善し、上下水道・鉄道・港湾などインフラ整備を行った後藤新平民政長官(拓大第3代学長)が築いたこと。同時に日本が力を入れた教育(日本語=国語)から1928嘉義農林学校(嘉農=KANO)に野球部が生まれた。この映画を見て台湾と日本の深い関係を知ることが大事だ。
<「領域警備法」で“普通の国”へ>は野口東秀(拓大客員教授)が尖閣諸島の問題を鋭く指摘している。(M)