2010年麗澤会台湾派遣団の集い
2010(平成22)年の第36回麗澤会海外派遣は創立110年という節目の年として、台湾を派遣先(台湾への派遣期間は2010年9月1日から9月9日)とする14名の台湾派遣団が結成されました。時を経て2024年9月28日に10名が再会し「台湾派遣団の集い」を東京、新宿の天津飯店にて開催しました。
出席者からは卒業してからの報告をしつつ、学生時代に経験した海外派遣当時の思い出話に花を咲かせました。本派遣団は出発前の研修として新幹線を使った国内訪問(岩手県奥州市水沢にある拓殖大学第三代学長の後藤新平記念館や盛岡市先人記念館)にて事前情報を収集し、かつ直接派遣先へ移動せずに研修初日は日本国内の山口・萩にて創立者で初代校長の桂太郎生家を訪問してから台湾へ向かうという“初の試み”を体験できた年でした。このような特別な経験があったからこそ、近況を聞くほんの少しの時間で気持ちが学生時代にまで巻き戻され、10年以上前の出来事を鮮明に思い出し、楽しかったことや大変だったことを、まるで昨日のことかのように話すことができました。
今回の集いには卒業後に東京を離れられた国内にいる団員や台湾に在住する団員らが駆け付け、それぞれ異なる14年もの年月を懐かしみながらも楽しい2時間を過ごしました。
主催した派遣団員からは「また集まれたら良いなと心から思えるメンバーに恵まれた事に感謝しつつ、この先20年、30年続いていく一役を担えれば、これほどうれしい事はありません。」という言葉があり、素晴らしい出会いと続けていくことの大事さを教えてくれた集いとなりました。
台湾派遣団 団員一同