令和5年度北短ミュージカル交流感想文その6
政経学部 経済学科 3年 大谷 駿太朗
2024年2月18日〜19日に、深川市文化交流ホール「み・らい」にて開催された拓大ミュージカル「MESSAGE」を観劇させていただきました。
端的に感想を述べると、圧巻の一言です。開演前の時点で、700席近くもある会場がほぼ満員となっており、地域に愛され、駐車場の台数的にもやや遠方からも多くの来場者が来ていることがわかりました。毎年の積み重ねがここまでの規模感や満足感を生み出していると伝わってきました。
ミュージカルは大げさではなく、プロと遜色ない程の高クオリティでした。登場人物の心の揺れ動き、その一つ一つを所作として表現していたことや、物語パートと演舞パートのバランスも取れており、全体を通して飽きさせない、引き込まれるミュージカルでした。中でも、特に掴みの演舞が印象的で、ミュージカルとはなんなのかを観客に魅せつける。そんな演舞でした。40分以上演じ続ける底を見せない体力や、息のあった演舞、潰れないように張り上げる声。細かな部分から練習の風景が思い浮かびます。終幕後に演者達が見せたやりきった顔を見て、全力で挑んだからこその充足感があったのだろうと思います。
話はそれますが、伺った話によると私たちが北海道へ行ったタイミングは非常に暖かかったそうです。これは、北海道短期大学と拓殖大学の姉妹校としての絆と愛。加えて、演者たちの絶対成功させるぞという熱い思いへ呼応したのだろうと確信しています。この熱量を以て、社会の発展に貢献する。豊かな人間性を兼ね備えた拓殖人材へと向かって、共に歩めたらと思います。
最後に。北海道短期大学の教職員の皆様、引率の菅野学生主事、学友会の北海道支部の皆様、私を推薦していただいた学友会の事務局長の山田様と総務委員長の岡田様、ミュージカルの作成メンバー、メンバーを率いた実行委員長の中西ののか様。関わり合ってくださった全ての人へ、感謝申し上げます。
観劇を通した感激を、寒さを吹き飛ばす興奮を。ありがとうございました。