香港OB訪問研修(平成29年度海外OB訪問研修・香港)
国際学部国際学科 1年 西澤茅里
登米高等学校出身
はじめに
私が参加した目的は、拓殖大学を卒業した先輩方をみてみたいという理由から応募しました。また、どのような経緯で日本ではなく世界で働くことになったのか知りたいと思ったからです。拓殖大学を卒業した先輩方は海外に行き成功を収めている方たちが沢山いると伺っていましたが、香港に訪問する前はそのような実感があまりありませんでした。しかし、香港で先輩方の会社を訪問したことにより、先輩方の偉大さを実感することができました。
研修内容
9月10日は香港初日目でした。香港に到着後、加藤先輩と尖沙咀を観光した後、学友会香港マカオ支部の方々と夕食を頂きました。夕食中に先輩方から沢山のアドバイスを頂きました。特に印象に残ったことは自分が窮地に陥ると今まで以上の力を発揮することができると教えてくださったことです。
9月11日は香港から新幹線で国境を越え中国に行きました。そして、加藤先輩の会社であるTEXPROに訪問しました。この会社は中国で生産した洋服をTEXPROに運び、ここで検品を行うという仕事を行っています。この後はセーター生産工場を見学し、CPO電子部品会社も見学しました。セーター生産工場では、たくさんの種類の糸からデザイナーに指定された糸を使用し設計図をもとにして、作るという仕事を行っています。洋服によっては機械で作ったり、人の手で作ったり様々でした。電子部品会社では社長さんとお話をする機会があり、海外に出て経験したことが役に立っているとおっしゃっていました。海外に出ることによって成長することができ、独立することもできるのだと思いました。また電子部品会社の副社長さんが上の立場になると重要な責任を負わなければいけない、と教えてくださいました。その後上野先輩方とASEANについての討論をしながら夕食をいただきました。
9月12日は上野先輩の投資先である5つの会社のプレゼンテーションを拝聴しました。その後、宮松先輩 GOGOFOODS社を訪問し、香港理工大学も見学しました。香港理工大学では、学科長に挨拶をした後、学生さんたちと触れ合う機会がありました。香港理工大学の学生さんたちは勉強に対しての意識が高いと感じました。
9月13日は東洋トラベルを訪問し三苫さんからお話を伺いました。その時に、拓大生に海外で成功している人が多いのは、拓大性は根性がありあきらめずにやり遂げることで成功に導くことが出来るとわかっているからだと教えてくださいました。この後上野先輩と加藤先輩で昼食をいただいているときに上野先輩から、情報、人、モノ、お金、情熱があれば将来成功に導くことができると教えてくださいました。
感想
香港に行き感じたことは香港と中国は全く違うということでした。香港のホンハム駅から中国の東莞市に行った際に、風景が全く違いました。香港では人が沢山いてとても栄えていました。その反面、中国は日本の田舎のような感じがしました。また香港でビジネス、仕事などしている人は世界基準で物事を考えていると感じました。自国だけでは市場が小さいため、世界の市場を求めないと利益を追求することができないからです。しかし、日本の場合は日本だけでも市場が大きいため、世界基準で考えなくてもやっていけるから日本は世界に進出する傾向が低いのではないかと感じました。
先輩たちは私たちにアドバイスするときに、共通して言語力は大切であると教えてくださいました。しかし、言語力はツールでしかなく、成功したいのなら周囲の人たちよりも知識を深めることも重要であると教えてくださいました。言語力があるだけでも視野が広がり、チャンスをも自分で増やすことが出来るのだと感じました。その国の人たちと一緒に仕事をするには歴史や文化など相手の国のことを知ることでよい関係を築きあげることができると感じました。
まとめ
この研修に参加させてもらったことにより、今後の大学生活をどのように過ごすかによって、将来、成功に近づくことが出来るのかがわかりました。また、今の自分に何を投資するかによってこの先の未来が変わってくるとわかりました。そのため、残りの大学生活を全力で取り組み、周りに影響を与えられる人になるために頑張らなければいけないと思いました。その上、言語にも力を入れなければいけないと再認識することができました。日本だけでなく世界で仕事をしたいのなら言語は絶対に習得しておかなければいけないと感じました。何に対しても好奇心、探求心、疑問を持ち続けることによって自分自身が成長することにつながるということも今回の研修で理解することができました。
このような研修に参加することができたのは現地の先輩方のおかげです。このような機会を与えてくださった先輩方や先生方に恩返しができるように日々成長し、頑張っていきたいと思います。また、数年後には自分たちが今の先輩のポジションにつき後輩に影響力を与えられるような人になりたいです。