歴史街道 7月号

 

(PHP研究所、680円)

朝鮮で「聖者」と呼ばれた知られざる日本人重松髜修(まさなお)

表紙

近現代史研究家・田中秀雄氏(1952生、慶大文卒)著作である。台湾で水利技術者・八田與一が台湾人から慕われるように、朝鮮半島でも疲弊した農村を豊かにし、朝鮮人に感謝された日本人がいた。聖者――とも呼ばれる。

この人物は愛媛県松山中学(県立松山東高)出身、1912(明治45)年東洋協会専門学校―現拓殖大学に進んだ。この中学から拓大進学者は多い。初代拓大同窓会長の門田が松山出身のせいだ。重松は拓大で朝鮮語科に学び、大正6年に渡台する。この重松伝を読んだ明大出身(元山一証券部長)が拓大友人あてに知らせてきた。(M)

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