OB・OG企業経営者と学生の集い
学友会の初めての試みとして、この度「OB・OG企業経営者と学生の集い」が開催された。これは日頃企業の社長、会長としてビジネスの世界で戦っている皆さんが一堂に会して、企業経営の共通の話題や悩み、情報交換を図り学友の輪を広げると同時に、就職を希望する学生の就職活動に生かせるのでは、として企画したものである。
3月14日(土)ルネサンス整備事業の建設工事が完了した文京キャンパスを見学後、午後2時から中古品の買い取り販売の「株式会社 ハードオフコーポレーション」(東証1部上場)代表取締役会長兼社長山本善政氏(68期)に講演していただいた。大学から福田理事長、溝口常務理事、赤澤学友会長も出席した。会場の教室ではこの日参加した東京、関東地区の企業経営者、学友、学生約130人が熱心に拝聴した。
山本氏は拓大卒業生では数少ない東証上場企業の社長である。氏は今日に至るまでを振り返り、24歳で地元新潟県新発田市で起業してから、バブル崩壊後経営が悪化して、資金繰りで危機に陥って倒産を覚悟した時の状況、それをいかにしてのりきったか、そして東証1部に上場した経緯を語った。山本社長の仕事、会社経営の姿勢、企業理念に対して皆一様に感動した様子だった。また、山本氏は苦しいとき車の中で拓大応援歌を大声で歌い自分を鼓舞した。今日あるのは拓大で学んだからである、とにこやかに語った。そして「小事は大事を成す」をモットーとしていることを語り、講演を締めくくった。
この後A館(本館)3階会議室で懇親会が開かれ、渡辺総長も出席し終始和やかな雰囲気の下、いつまでも話が弾んだ。最後に全員で山本社長もよく歌ったと言う、応援歌(紅陵の精鋭)を合唱しお開きとなった。(O)