ラトルスネイクス、上智大との死闘を制しBIG8準優勝

   2014/12/16

アメフト上智大戦①

TOP8日体大とのチャレンジマッチへ進出

1部リーグ3度目の挑戦で大健闘を見せている、拓殖大学アメリカンフットボール部ラトルスネイクス(以下拓大)。11月29日1部BIG8最終戦、対上智大学ゴールデンイーグルス(以下、上智大)戦に逆転勝ちを収め、準優勝を飾りました。

第1Q、上智大攻撃でスタートしましたが、拓大の守備陣が大活躍。上智大の攻撃をゴールで止めてセイフティとなり、先ず、2点先制。流れを掴んだ拓大は、FGやWR#11寺田へのTDパスを決め、13対0とし、上智大を引き離し、第1Q終了。

ところが第2Qになると、拓大のファンブルの後に上智大はパスやスペシャルプレーを連発し、TDを二つ奪い、13-14の逆転。

後半は互いのディフェンス陣が健闘。第3Qは一進一退のせめぎ合いになり、両校無得点。1点差で迎えた重苦しい最終第4Q、拓大はスペシャルプレーの後にパスを投げてからもう一人のQBのロングパスでTD逆転に成功。流れに乗る拓大はパスをインターセプトし、勢いそのままにRB#23川口がTD。28対14と勝利に大きく近づきました。

試合終了間際、上智大はゴール前10ヤードまで攻め入り、パスで追加点を挙げ7点差まで詰め寄るも、その後のプレーで拓大の攻撃で時間コントロールして、タイムアップ。拓大の勝利となりました。

アミノバイタルフィールド 13:35~
1部BIG8 1Q 2Q 3Q 4Q TOTAL
拓殖大学 13 0 0 15 28
上智大学 0 14 0 7 21

アメフト上智大戦⑥アメフト上智大戦③

この試合が始まった際は雨が降り続いていましたが、OB、父母会、学友、現役学生、拓大アメフトファンといった、沢山の観客の方が応援に駆け付けて頂きました事に感謝致します。

また、この試合は、拓殖大学アメリカンフットボール部主催のホームカミングデイとして、様々なイベントを開催させて頂きました。49年前の部創設時の初代監督の金澤様(明治大学OB、日本アメリカンフットボール殿堂入り)にお越しいただき試合前のコイントスを行って頂きました。また、ハーフタイムショーでは、拓殖大学チアリーダーの演技の後、関東学生アメリカンフットボール連盟の配信しているFOOTBALL TVの今年のテーマソングを歌う歌手文香さんのミニコンサート、歌が終わってから、チアリーダーと一緒に観客席一体となって興亜の雄図・押忍三唱を行いました。試合中ずっと雨でしたが、ハーフタイムショー直前に青空が覗いたのも運が味方をしてくれたようでした。

そして、試合終了時も、全員でカウントダウン、試合後の両校へのエールと万歳三唱と最後まで盛り上がった観客席となりました。

1部BIG8最終順位
1位 専修大学 6勝1敗
2位 拓殖大学 5勝2敗
3位 駒澤大学 5勝2敗
4位 横浜国立大学 4勝3敗
5位 上智大学 3勝4敗
6位 東京大学 3勝4敗
7位 東京工業大学 2勝5敗
8位 神奈川大学 7敗

2位以内が手にする、1部リーグTOP8とのチャレンジマッチ(入れ替え戦)の相手はTOP8 7位の日本体育大学(以下、日体大)となりました。春季オープン戦は13対3と拓大が日体大から初勝利を挙げていますが、秋は全く別のチームです。お互いがどれだけ成長したかのせめぎあいにもなるかと思います。

昨年まで1部16校はAブロックBブロックの並列でブロック優勝校同士がプレーオフを戦う形式をとっていましたが、今年から上位8チームをTOP8、下位8チームをBIG8として縦列方式となりました。新設された1部TOP8の今年の順位は、優勝日大、準優勝法政、以下、慶應、早稲田、中央、明治、日体大、立教でした。近年はスポーツ推薦に力を入れる東京六大学勢と伝統の日大、中央、日体大でBIG8同様TOP8も熾烈な戦いが続き、毎試合沢山の観客が訪れて盛り上がりました。

アメフト上智大戦④アメフト上智大戦⑤

アメリカンフットボールは、他の代表的な屋外球技と違い、連盟が統一されており、人気の東京六大学と同じリーグとなる機会があります。また、応援合戦も華やかでハーフタイムショーなどの楽しみもあります。

拓大のスポーツは今迄、沢山の観客が声援する華やかな応援合戦のある機会は少なかったと思いますが、現役学生及び学友の皆さんそれぞれが母校拓大に誇りを持って応援し、楽しんで頂ける空間の創出に関係者一同努めて参りたいと思います。

いよいよ、今年の最後の試合、日本一に挑戦する道のりの扉を開ける為に、より多くの皆様に選手の背中を、母校拓殖大学の後押しをして頂きたくお願い致します。

12月13日(土)13時30分キックオフ
拓殖大学(1部BIG8 2位) 対 日本体育大学(1部TOP8 7位)
(アミノバイタルフィールド:京王線飛田給駅下車徒歩10分)

スライドショー

得点シーンダイジェスト

大いに盛り上がった応援席風景

深川隆成(84期)