アメリカンフットボール部主催講演会報告

   2014/03/11

第3回アメリカンフットボール部主催講演会①

6月1日(日)13時45分から、茗荷谷校舎C館501教室において第3回アメリカンフットボール部主催講演会が開催されました。

アメリカンフットボール部では、日本一を目指すにあたって一流の方々からお話をお伺いする講演会を情操教育を兼ねて実施しており、一般にも無料で開放しております。

当日は、アメリカンフットボール部員の他、OB会、父母会、チアリーダー、吹奏楽部、及び沢山の御学友の方々にお越し頂きました。様々な蘊蓄あるお話を頂く事が出来ました。

当日お越し頂けなかった方々の為にも、以下に講演会の要約をお伝え致します。

鈴木武夫様

京都大学卒業。TDKラムダ社長、TDK常務取締役などを経て、現靜甲株式会社代表取締役専務。

講演内容

好奇心を持つとどんどん違ったものが見えてくる。日本について否定的な見方が多いが日本も捨てたものではない。国の借金1000兆円であるが、個人の資産は1500兆円。そのうちの60代以上が6割以上の資産を持っている。だから母さん助けて詐欺が起こる下地が有る。見方を変えると違ってくる。日本は終身雇用の様に思われているが、赤穂浪士四十七士は藩士全体の参加率12%。江戸時代末期の旗本2万4千人中、彰義隊に参加して官軍に抵抗したのも12%の3千人。戦前戦後の日本人の変わり身を見ても分かるように、日本人は状況に応じて変わって行く力が有る。これから人生百年なら七十八十が働き盛り。今から自分の得意な事を磨いていくのもよい。

石上晴康様

東京大学野球部OB会幹事長、弁護士。スポーツ選手へのコンプライアンス教育なども行っている。東京大学野球部で4年生秋に外野手のレギュラーを掴み、2割5分の打撃成績を残す。

講演内容

コンプライアンス法令規範を守らなければならない。犯罪にならなくてもやってはいけない事が有る。辞めた方がいいとか、死んでしまえ等、人格否定はしてはいけない。アルコールハラスメント、パワーハラスメントなどは行ってはいけない。不祥事を起こすと逮捕・留置場行き、そして部、大学への悪影響となる。スポーツマンはフェアでなければいけない。

中島武様

拓殖大学68期。学生時代は応援団長で応援団紅会会長。際コーポレーション会長。

講演内容

リスクを恐れず常に何かやってやろうと思って来た。世の中はちゃんとやっていれば必ず見ていてくれる。どんなに素晴らしい人、どんなに素晴らしい会社でも下り坂の時がある。下った時に、もう一回新しいエネルギー、やって行こうという気持ちを持つ事が大事。司法試験に受かる様な弁護士にはなれなくても、リスクを気にせずに経営者になれば、弁護士を使う事が出来る。一党一派ノ政成者ハ 其、我身進化ノ化身成リ リーダーになるものは、笑われても気にせずやり遂げる。野心を持っていく。どうやったら強くなれるか?何故勝てないのか?考える力を持っていないとぼーっとしてしまう。先をよく読む人間はダラダラしない。目標を高く持って自己投資している人間は理解する力が強い。工夫する力を持つ。工夫する面白さに深くのめり込んでオタクになる事。どんどん考えられるようになる。徹底したマーケティングを行う。一番強いところはどんな練習をしていてどんな力を持っているのか?咀嚼して自分達に何が足りず何が出来るかを落し込む事。それを常に続ける事。その為には、勝つんだという意識を常に持っている事。


講演会が終わってからの懇親会が7階ラウンジで行われ、講師の諸先生と4年生、父母会、OBとの懇親が持たれました。

この講演会で培った心を大切に、OB会、監督・スタッフ・選手・父母会・後援者のアメリカンフットボール部関係者一体となって、今年の2部優勝1部入れ替え戦勝利、1部復帰に向けて頑張って参ります。

以上、皆様にも、当日の熱気が伝われば幸いです。

深川隆成(84期)

第3回アメリカンフットボール部主催講演会②第3回アメリカンフットボール部主催講演会③