カープの建さん
高橋 建(宝島社、1,400円+税)
表紙のオビ(帯)に「日本人最年長の40歳でメジャーデビューを果たした”建さん”が、これまでの野球人生、広島愛を語る。『広島に来てよかった!』」
高橋建さんは拓大90期。父君も全日本学生柔道優勝大会で初Vを飾った時の4年生(63期主将)の久男さんだ。それだけではない。建さんの長女は昨年八王子の拓大外国語学部スペイン語学科に入学、いま2年生。3代続いている。これで更に次女さんが来年入学してくれたら大バンザイだ。
建さんは久男さんが神奈川県警柔道師範(現名誉副首席師範)のため、1969横浜に生まれた。横浜高校から拓大入りしたが、東都2部で卒業、トヨタ自動車を経て広島カープ入り。人気満点の投手となり、09年ブルージェイズを経てNYメッツに移籍、40歳でメジャーデビュー。10年再び広島に復帰。これで現役引退。いまは野球解説者とJR西日本広島支社のイメージキャラクターなどで大活躍中(将来は拓大監督も?と夢の期待をかける向きもある)。とにかく読みやすく、おもしろい本だ。拓大時代の話もかなり多いので推薦申し上げる。
元日刊スポーツ・宮澤(51期)