小柳画伯特別講演会
「茗荷谷たより」の年賀広告、暑中見舞い広告で毎回植物の挿絵を画いて頂いている、小柳吉次画伯(65期、二紀会)の特別講演会が去る5月5日(日)、東京・御徒町のアトリエであった。
小柳画伯は弘前市出身、珍しい拓大卒業の画家である。画家を目指し、植物画へのこだわり等について、いかに本物の通りに画くか、その取り組みの徹底さに深い感銘を受けた。
例えば、リンゴの種類は100種あるそうだが、葉、花、種もそれぞれ微妙な違いがあり、その違いを見分け、今日まで40種類画いた話には、一流の画家としての意識の高さ、強さに本当にビックリした。
また、約10年前文化庁芸術家在外研修員として、モンゴル国立美術大学に派遣され、3ヵ月間滞在し、ひたすらスケッチしていたモンゴル生活を座談調に穏やかに話した。(O)