新井紘先輩 三回忌に記して
押忍
去る7月7日、群馬県前橋市に於いて、新井紘先輩(64期、合気道部OB會・拓気會元副会長)の三回忌法要が行われました。ご親族、ご親戚の方々に加え、拓大合気道部、他部の学生OB多数参加され、厳粛にして、和やかに御法要が執り行われました。
菩提寺である妙意寺の御供養の後、墓参、直会と続き、最後に拓大関係者だけで二次会を設け、亡くなられた先輩を偲び、杯を交わし、思い出話しに花が咲きました。故人は、拓大在籍の4年間、一度も笑顔を見せなかったと云われる程厳しい先輩で、俗に「鬼の新井」と云われたそうですが、歳を重ねる度に、温和になられ、大きな笑い声が晩年の印象でした。
また故人は、類稀な武道センスの持ち主で、十代から相撲、柔道、拓大に入学してからは、合気道部に在籍し、平行して空手の稽古にも熱心で、畳の上、板間は勿論夜の路上での稽古?もお盛んだったと本人、諸先輩からも聞き及んでおりました。
卒業してからも、その武道好きは、続き時間が有れば拓大の道場に顔を出し、合宿の参加率もOB約300人でナンバーワンだったでしょう。卒業間もなくの20代から亡くなられた前年まで合宿は参加して居られました。
合気道が好きで、武道全般が好きで、学生が好きで、拓大が好きで、何より、誰よりも「押忍」が好きな「人」でした。
戒名 拓真涼薫法紘居士
合掌
榛澤 純一(69期)