ロンドンオリンピック日本代表選手壮行会開催される
合同記者会見には60社超の報道機関
今夏のロンドンオリンピックに拓殖大学出身者から男子レスリングフリースタイル4人、男子マラソン2人、ボクシング1人の計7人の出場が決定し、その合同壮行会が5月11日、都内の後楽園ドームホテルで拓殖大学、拓殖大学学友会・後援会・体育協議会などの共催で行われた。この壮行会に先立って行われた合同記者会見では、人気のマラソン選手の出席もあって「60社を超える報道機関が訪れた」と渡辺総長・学長から報告があり、関心の高さをうかがわせた。
壮行会は主催者・共催者の挨拶と関係者の祝辞の後、代表選手の紹介と激励金贈呈が行われた。続いて選手の決意表明と花束贈呈が行われたが、レスリングの55㎏級の湯元進一、66㎏級の米満達弘、74㎏級の高谷惣亮の3人は12~13日、アゼルバイジャン・バクーで行われる男子フリースタイル・ワールドカップに参加のため不在。5日にオリンピック出場資格を取ったばかりの96㎏級の磯川孝生のみ出席した。このため欠席となった3人の決意表明はビデオにより壇上に用意された大型スクリーンに映し出された。
福田富昭日本オリンピック委員会副会長(日本レスリング協会会長、昭和40年代拓殖大学レスリング部コーチ)、アゼルバイジャン・バクーで行われる男子フリースタイル・ワールドカップの参加のため出席できなかったことで司会者よりメッセージが読み上げられた。「喜びでひと息ついていると思うが、戦いはこれから。金メダルを目標に、日本国民に強い勇気と力を届けてほしい」
レスリング部OB会事務局 天谷政幸(62期)
決意表明の要旨
湯元進一(105期~自衛隊)
レスリング男子フリースタイル男子55㎏級
ロンドンオリンピックでは金メダルを取って、このような会(祝賀会)に出席したい。
米満達弘(108期~自衛隊)
レスリング男子フリースタイル66㎏級
今回のオリンピックでは、男子レスリングは24年ぶりに金メダルを目指し頑張ります。
高谷惣亮(3月卒業~ALSOK)
レスリング男子フリースタイル74㎏級
ロンドンオリンピックでは自分の力を出し切って金メダルを目指します。
磯川孝生(105期~徳山大職員)
レスリング男子フリースタイル96㎏級
世界最終予選という崖っぷちの状況の中でロンドンオリンピック出場を決めた。そのような中にあって力を出せたのは拓大で心身ともに鍛えてきたからと思う。ロンドンでは拓大魂を持ってしっかり活躍してまいります。
藤原新(102期~ミキハウス)
男子マラソン
拓大で何を一番学んだか、何を一番鍛えられたかと問われたら、丹力と思います。それは世界に通じるものと思います。それを勢いっぱいチャレンジしてまいります。
中本健太郎(103期~安川電機)
男子マラソン
目標としてきたオリンピックでしたが、これからは戦うオリンピックでありしっかり頑張りますのでその勇姿を見ていただきたい。
鈴木康弘(108期~自衛隊)
ボクシング男子ウェルター級
一人の自衛官として、拓大OBとして日の丸を背負って戦ってまいります。そして、必ずメダルを取ってきます。