東京歳時記~今が一番いいとき~

   2014/04/10

東京歳時記

出久根 達郎

茨城から中卒で上京し、佃島の古書店の主人から優しく指導されて出久根さんは文筆生活に入り、直木賞作家の地位を築いた。この本(河出書房新社、1,600円+税)は上京して50年、「わたしの東京物語」である。拓大の良き理解者となった著者は今回も古書店で見つけた「旅の終り」(島征三、1972創思社刊)の著者が”拓大出身”と知ってわざわざ進呈して下さった。ただいま学友会で調査中だが、中退して南洋へ雄飛した人物ではないか?と推察される。