第45回65期会
新理事長と学生横綱、一堂に会す
第45回拓大65期会は2011(平成23)年10月21日(金)18時から、茗渓会館で開催された。今回は昨年まで44回に亘り代表幹事を勤めてくれた風間昭拓兄から、森永輝秀拓兄にかわって初めての同期会である。また今回は新理事長に同期の福田勝幸拓兄が就任したこともあり特別の同期会になった。
26名が集ったこの同期会は冒頭校歌斉唱で開会し、森永輝秀新代表から東日本大震災と物故諸氏に黙祷を捧げ、新代表幹事としてのご挨拶、福田新理事長へご祝辞を申し上げたあと新理事長から今後の大学運営の意気込みと抱負を拝聴した。続いて一番遠方から参加の札幌の三木功拓兄に乾杯の音頭をとっていただいた。その後は皆さんの近況報告と恒例のながれとなった。例年、この会の話題は箱根駅伝の予選会の案内から始まるのだが、みんなの応援の成果か今年はシードが確定し全員余裕の表情だった。
更に、野球部OB会長の吉村晧弌拓兄から我が拓大野球部が東都リーグ第2部で24年ぶりに優勝し、入れ替え戦があるということ。神宮のスタンドで「勝ちます踊り」を歌ってみたいという学友もいた(11月12日からの入れ替え戦は1勝2敗で紙一重で昇格ならず、実力は十分なのだから来期以降に希望を繋ごう)。
先ほど乾杯の音頭をとっていただいた札幌の三木功拓兄は、卒業以来の参加となったようだ。三木拓兄は4年になって相撲部主将になったが、実力者だった先輩たちは卒業してしまい、本人は体力に恵まれず、ちょうど相撲部の端境期とぶつかり大分ご苦労されたようだ。そうした逆境のなか、大阪で全日本学生相撲選手権大会が開催された。当時(昭和41年)大阪に行き応援したのは前代表幹事風間昭応援団長だった。小兵のため注目されなかった三木主将は、あれよあれよと言う間に大型選手相手に連勝し決勝戦まで漕ぎ着けた。
決勝戦の様子は応援していた風間拓兄と、土俵上の三木拓兄の両方から、応援する側と応援される側のお互いの心理状態が披露され、2人とも44年前の取り組みをたった今の出来事のように詳しく話され、聞いている周りの私達は大いに興奮した。そして三木主将は見事学生横綱を手にしたのだ。風間拓兄の応援が、三木主将の背中を押して力を発揮させ学生横綱の栄冠を呼び込んだような気がする。
今の日本は逆境にある。応援する力を信じて実力を発揮すればよい結果が生まれるのではないだろうか。頑張れ東日本。頑張れ野球部。頑張れ駅伝。頑張れ拓大。
お互いに、学友を誇りに思える同期会でした。最後にありがとう拓大。
記 大山