昨年、10月11日「日本寮歌祭」は、第50回で終了した。これを惜しむ多くの関係者が、新に構成内容を変更し3月に「中央寮歌祭」を立ち上げた。「日本寮歌祭」は旧制高を以て行っていたが、「中央寮歌祭」は新制高も加えての寮歌祭で、組織団体は70を越える。その中央寮歌祭が8月7日(日)11:00～京王プラザホテルにて開催された。参加校は53校(内2校不参加)で、約400人が会場狭しと参集した。

我が拓殖大学の参加者は13人。10:30に集合して紅会の山口彦市氏がリーダーとなり参加者との打合せ練習をした。披露する寮歌は、「蒙古放浪歌」「興亜の雄図」「押忍三唱」、持ち時間は1校5分である。出番は16番目。美酒の勢いを借りて颯爽と舞台に上がると、「拓大！」と会場から声がかかる。全体の参加者は70から80歳前後の老齢者ばかりだが、拓大は50から60歳前後で他校の参加者より若い。声も大きく張りがあり、カチマス踊りは会場を大いに沸かせた。最後に山口リーダーが「東日本大震災の復興を祈念して押忍三唱用意」と唱えると会場は一瞬静まり、被災者への鎮魂の思いをめぐらせた。

斯くして、拓大の寮歌披露が終わって席に戻ると他校の参加者が感激の余り一人二人とテーブルに来て「拓大はいつも厳格で力強い」と賞賛の言葉を掛けて頂いた。参加した13人の拓大ＯＢもまた、充実した爽快感を味わっていた。

参加者から「事務局も毎回お世話係で大変なことと思うが、これからも宜しく頼む」と労をねぎらってくれた。

来年も中央寮歌祭は開催されます。 ご希望の方は、学友会本部事務局までご連絡下さい。

山田作人(76期)