陸上競技部紋別合宿激励会
8月16日、ホタテ貝とカニと流氷の街、カラフトマスで沸くオホーツク海・紋別市において合宿中の拓大陸上競技部の激励会が行われました。
近年は拓殖大学のほか東京都内の強豪大学が挙って夏合宿を行うようになった紋別ですが、拓大は格別、紋別市にお世話になっています。オホーツク・紋別支部の能登谷教夫(学61期)支部長が紋別市役所勤務時に部長職であったこと、藤田孝太郎拓兄(学68期)が5期連続当選の紋別市議という有為な先輩等のお陰にあると思います。
合宿激励会には、宮川良一紋別市長はじめ関原功三紋別商工会議所専務、佐賀孝一紋別市観光交流推進室長など多くの紋別市関係各位や、激励会を主催して下さいましたオホーツク・紋別支部、拓大学友会北海道連合会大館一生会長(学67期)、札幌支部、旭川支部、北見支部からも忙中閑を見つけて多数駆けつけてくれました。
激励会は、能登谷支部長の歓迎挨拶で始まりました。能登谷支部長は挨拶の中で「1月の箱根駅伝までにはAチームに負けない選手になっていただきたい。そのためには苦しくてもしっかりオホーツクを走り込み力を養うことが大切。紋別はその基をつくるには最高の合宿地。成果を上げて下さい」と激励してくれました。
次に登壇した宮川市長は「紋別には拓殖大学の他、強豪大学、名門大学が合宿を張るようになってきましたが、拓殖大学は他の大学に先駆けて紋別で合宿を行っています。さらに今年は陸上部に加えてリーグ戦1部所属のラグビー部、昨年3冠の女子バスケット部にも来ていただきました。紋別市として拓大には側面からできうる限りの応援・協力を続けて行きたいと思います」と温かく力強い言葉を下さいました。
拓大学友会を代表し登壇した大館連合会長からは「拓大陸上競技部を温かく迎えて下さった紋別市に先ずもって深く謝意を表します。また合宿激励会を主催して下さった能登谷教夫紋別支部長以下、オホーツクの拓兄にも心よりお礼申し上げます。さて松倉栄重陸上競技部部長以下選手諸君は今年の箱根駅伝の活躍、見事でした。拓大OB12万人に夢と希望を与えてくれたことに心からありがとう。来春の箱根駅伝はさらなる上位シード権獲得期待しています」と謝意と励ましがありました。
主催者、来賓の挨拶を賜ったあと激励会は祝宴にうつり、関原商工会議所専務の力強い乾杯の音頭で祝宴は始まりました。
宴は紋別特産カニ料理の大盤振る舞いにたちまち盛り上がり、いつも真っ直ぐにしか歩かない「硬派の拓大ガニ」が横に歩くほど美酒に酔いました。宴の中ほど、選手スピーチが始まり、学4、学3、学2、そして入学4ヶ月足らずの紅顔の美少年?学1へと続きました。選手一人一人が箱根駅伝にかける熱い思いを力強く述べる毎に、大先輩から大きな拍手とエールが贈られていました。
宴も最高潮に達したころ、北見支部の渡辺三男拓兄(学76期)が颯爽と演台に駆け上がり、「興亜の雄図」を披露。これを見た選手も先輩もたちまち席を蹴って「き~っとカチマス勝~たせます」を大合唱、会場内は乱舞乱踏一色となりました。その後もしばし談笑が続き、いよいよ宴も最後の段になったとき、岡本浩一(学74期)札幌支部事務局長が壇上に立ち「選手諸君、紋別の地で力をつけて箱根を走るぞ~、そして勝つぞ~」と、ひときわ大きな激励に続き、声高らかに「押忍三唱」がありました。
激励祝賀会の謝辞に登壇した松倉栄重(学67期)陸上競技部部長は、「合宿地を提供して下さった紋別市、盛大な激励会を開催して下さったオホーツク紋別支部、遠くより激励会にお集まりいただきました拓兄に深く感謝いたします。拓大陸上競技部は箱根で必ず期待に応えます」と力強く述べられました。
〆は三好明彦前北海道連合会会長(学61期)の万歳三唱で締められました。拓兄の熱い思いが新春の箱根路を翔る優駿へ届くだろうことを祈念します。押忍。
尾矢弘毅(学72期)