靖国みたままつり
7月16日は第3夜祭。恒例の海軍神雷部隊戦友会も昇殿参拝した。この会長、湯野川守正さん(89=東京・国立市)は麻布中―海軍兵学校71期、元空将補だが、フィリピンで戦没した兄君の湯野川忠成陸軍中尉は拓大38期だった。そして実妹は音楽評論家の湯川れい子さんでもある。
神雷特攻隊(人間爆弾桜花)では直属の部下だった森忠司少佐(戦死後2階級特進)が拓大専門部17期、佐賀県出身。参拝後、拓大の小旗を本殿に向けて振ると、日露戦争以来、靖国の神として祭られた約435柱のことが胸に迫り、思わず厳粛な気分となって涙した。
正面の神門左上方の提灯には今年も小田村四郎(大学顧問)阿南・山本(前出)と3氏のお名前が並んでいた。他に台湾・李登輝元総統(名誉博士)の奉納書の前も若い人たちのカメラでにぎわっていた。