月刊Hanada 12月鶺鴒号
花田紀凱 責任編集(飛鳥新社、950円)
日本マスコミ界が取り上げない「日本学術会議」と中国共産党にメスを加えた一大特集。まず「学術会議の暗部」を櫻井よしこ・門田隆将・奈良林直の3氏が切り開き、「騒動の悲劇的結末」(長谷川幸洋)「国家反逆罪に問え」(青柳武彦)etc. 総力大特集から読もう。
「人間、菅義偉」の2項目め<ぜひ新しいタイプの“国民宰相”に>の生島ヒロシ(フリーアナウンサー)が2人とも法政大学の出会い。ともに学費が安い理由から受験して合格。高校から松涛館流空手同好会の筆者と、剛柔流の菅さん。道場の代わりに屋上で練習した。前者は拓大と同じ流派(日本空手協会)後者は立命館大の流れ。1つ学園に2流派共存も珍しいが、菅総理は秋田県、生島氏は宮城県気仙沼市と隣県。20歳で退学―米カリフォルニア大ロングビーチ校ジャーナリズム科卒業後(語は誤り)TBS13年を経て独立。
歴史教科書問題で「自由社」が文科省により“一発不合格”になった問題を藤岡信勝元拓大教授が衝いた。1964東京オリンピック参加国数が「93」か「94」か、の問題。これは“台湾”という地域・国名に絡まる国際事件で、文科省が腹を決めるべきこと。今年、一橋大の博士論文提出の主題が1964東京オリンピック前年ジャカルタで開催された外務省がらみの「GANEFO参加問題」(外務省外交史料館資料)で、当時IOCに反旗を翻して脱退中の中国が裏の主役。参加日本選手団(頭山立国団長)隠密使が小生。だからよく知っている。(M)