1部初シーズンは3位 東都大学野球 拓大対青山学院大
平成25年度秋季リーグ戦は30日、神宮球場で試合を行い、拓大は5対3で青山学院大に勝利した。応援には工藤信一常務理事など野球部関係者が多数いた。下位を回避すればという消極的な声もあったが、ここまで秋季リーグ戦では昇格初年度にも関わらず、並み居る強豪相手に善戦している。打者・投手を含め、有望な選手はいるので来年以降も引き続き内田俊雄体制で飛躍が期待できそうだ。
1回裏に幸先良く先制すると、その後は鈴木孝昌内野手(2年)と今里征馬内野手(1年)の適時打でそれぞれ2点を加えた。5回表までは先発した石橋良太投手(4年)が好投し、その後はリリーフ陣が失点したものの、拓大は辛うじて反撃を交わした。打撃陣は二桁安打だったが、初回以外は無得点に終わったのは悔やまれる。
続く第2戦はまたもや初回に先制し2点をリード。5回に北條貴之(4年)のタイムリーなどで2点、8回に秋山のタイムリーで1点を加えた。投手は飯野徹也(2年)、柿田兼章(1年)のリレーで青学打線を7回の1点のみに抑え、5-1で見事に勝利。拓大は7勝5敗勝点3の単独3位で秋季リーグ戦を終えた。また拓大から高橋弘樹(4年)吉池勇太朗(同)の2人がベストナインに選ばれた。
茗荷谷校舎では神宮球場での観戦案内もあったが、来年度以降は激励会や無料入場券の配布など支援活動の強化が求められる。また、野球を続ける卒業生の進路をさらに確保し、プロ野球や実業団での活躍が望まれる。亜大や国学院大など強豪も控え簡単ではないが、夢の一部での「優勝」も現実味を帯び始めている。
三角洋平(102期)、鈴木正隆(107期)