美濃和紙あかりアート展で今年もあかりアート賞など受賞
今年も、岐阜県美濃市で開催中の「第29回美濃和紙あかりアート展」に、デザイン学科生活デザインコースの3年生があかりアート作品を出展しました。このイベントは1300年の伝統を誇る美濃和紙の持ち味を生かし、あかりを用いたオブジェで町並みにあかりをともすというものです。「うだつの上がる町並み」として有名な美濃市の伝統的建造物群保存地区で毎年行なわれているイベントで、多くの人々に親しまれています。
出展した作品は、前岐阜県美術館館長の古川秀昭氏、和紙アートディレクターの堀木エリ子氏、アーティストの日比野克彦氏、高橋理子氏、愛知県立芸術大学教授の柴崎幸次氏という著名な審査員によって審査が行なわれました。その結果、デザイン学科生活デザインコース3年白石未来さんの作品「柔」が、最高賞に次ぐ「あかりアート賞」に、同コース3年上田真也さんの作品「湧き上がる」が「ライトアップ賞(高橋理子賞)」に選ばれました。さらに、國嶋菜月さんによる作品「紡ぐ」、佐藤伶さんによる作品「タレイア」の2点も「入選」となりました。また、遠藤隆治さんの作品「二面性」、高野夏鈴さんの作品「ながれ」、張嘉洋さんの作品「kaika」、土井菜摘さんの作品「町並み」、中村新大さんの作品「hana」の5点が「あかりの町並み賞(奨励賞)」に選ばれました。
コロナウイルス感染症が終息しない状況の中、多くのみなさんのご尽力で開催された美濃和紙あかりアート展。拓殖大学として、第10回から出展をはじめ、今年は20回目の節目となりました。夏休み期間中に時間と手間を惜しまず制作した作品の多くが評価され、受賞につながりました。惜しくも選に漏れた作品にもそれぞれの学生の想いがこもっています。Webあかりアート展で、ぜひ、ご覧ください。
今年は、以下の通り、実施されています。拓殖大学の学生作品はNo73~No.107です。あかりアート賞の白石さんの作品は吉田工房に展示されています。詳細は、美濃和紙あかりアート展でご確認ください。Webあかりアート展も開催中です。
- 開催地
- 岐阜県美濃市 うだつの上がる町並み一帯
- 開催期間
- <第一部>2022年10月9日(日)~10月22日(土) 今年度の現応募作品展示
- <第二部>2022年10月23日(日)~11月30日(水) 歴代の入選作品展示
- 点灯時間
- 17:00~21:00
工学部教授 白石 照美