月刊Hanada 2月初春号
花田紀凱 責任編集(飛鳥新社、920円)
12月21日レスリング天皇杯全日本選手権大会3日目。駒沢体育館の大会役員席に現れた森 喜朗さん(元内閣総理大臣・東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員長)とレスリング協会の福田富昭会長ら幹部が和気あいあいの真っ最中。筆者がカメラを向けると森さん「おいくつになられますか?」―(来年2月で90歳です)「お元気ですね」(小池と知事が募集した聖火リレー走者に応募したけど落ちたらしい―笑)「お名刺お持ちでしたらください」そこで周囲の人びとから拍手が起こりかけた。小生にも天運が向いてきたのか!と思ってしまいそうな雰囲気。
あとでハッと気が付くのだが、すぐ近くの2階報道席机上に近着の「月刊Hanada2月号」が置いてあり、かなり人目を引いていた。まさに作家瀬戸内みなみ氏の「ラグビーこそ我が人生=森喜朗」14ページもの貴重な読み物が全335ページの真ん中に堂々と展開中なのであった。同誌特集<わが人生に悔いなし>人気読み物が今回の森さんなのだ。ふしぎなご縁と思いました。差し上げた1枚の名刺がいかなる結果になろうとも、この日この偶然の会見で一気にラグビーの森さんを好きになった。
八幡和郎評論家「長期政権の秘密 桂太郎と安倍晋三」もお勧めです。著者は桂太郎を<最高クラスの首相の一人として位置づけている>と結んだ。(M)