月刊Hanada 3月桃花号

 

表紙

花田紀凱 責任編集(飛鳥新社、840円)

読者期待の総力大特集 韓国に止めを!は「レーダー照射事件、日本は譲るな」外務大臣佐藤正久と、「曖昧な決着は戦争の火種を作る」元航空支援集団司令官織田邦男が叫び、「元慰安婦に『強盗』と批難された挺対協の大罪」をジャーナリスト赤石晋一郎の現地レポートが暴露してやまない。韓国挺身隊問題対策協議会が多くの貧しいハルモニ(元慰安婦)を食い物にしている事実を取り上げて裁判を起こしたことに「親日のレッテル貼り」で潰しにかかる。

堤堯(元文春常務)と久保紘之(ジャーナリスト)の<152回蒟蒻問答>もトップ見出しから「文在寅は北の“工作員”だ」で口火を切る。この両者の対談は「西郷も伊藤(博文)も朝鮮半島にかかわり合ったために死んだ。日本もそれで日清、日露の二つの戦争を強いられた。朝鮮とかかわらないのが一番いい。歴史が教えている」と結論づけている。古人いわく<君子危うきに近寄らず>だ。

思わず笑ってしまったのは、このあと娯楽のページに「月刊Takada第一回・高田文夫無責任編集」が乱入したこと。放送作家・高田氏が世田谷の「日本学園」戦前の超一流高出身だったとは! 今頃子息が日刊スポーツの相撲担当メーン記者で大活躍中なのだ。(M)

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