黒川宗一郎が世界3位 弟宏次朗は負傷敗退

 

第10回ワールドゲームズが7月22日(土)、23日(日)ポーランド・ブロツワフ市で開催され、2日間で4000人の観衆、オリンピック関係者、ワールドゲームズ会長も出席され成功のうちに終了した。ワールドゲームズとは次のオリンピック候補種目(世界大会レベル)のスポーツであり、相撲競技もその一つである。

今回、日本代表として我が母校拓大相撲部出身の黒川宗一郎君(112期―アイシン軽金属)が見事3位入賞。同じく実弟の黒川宏次朗君(4年―金沢学院東、2年前の学生横綱)も出場。しかし負傷により惜しくも敗退。兄弟の日本代表は我が拓大としての大きな誇りでもある。

私も相撲部の先輩として嬉しい限りであった。また舛田監督も終始ご機嫌であった。監督の手腕を益々発揮し、強豪で伝統ある拓大相撲部をよろしく願う。両君共、とても素晴らしい後輩である。

ワールドゲームズを終えて

今大会を振り返り、何とか成功に至り安堵したものの、ミーティングでは唯一の日本人、ドイツ語も通用しない。会議は全スタッフ英語一本。まだまだ英語力をつけなければならないと猛反省。また次の挑戦目標ができた。

齢70才、本分の仕事は勿論のこと、まずは健康第一「オスの精神」をもってチャレンジ。拓大4年間、しっかり相撲で鍛え、強い精神と海外45年にわたる長い経験で語学のみならず交渉力も培われてきたと自負する。文武両道の「武」は学生時代にやりきったが「文」と今でも闘っている。「人種の色と地の境 我立つ前に差別なし」と。

問題、目標、チャレンジ、押忍の精神、無くしては自分を変える事も出来ない。人生は長くもあり短くもある。諸先輩方、いつまでもお元気で、後輩諸君も共々に頑張りましょう。

中本淑郎(68期貿易、相撲部、ドイツ在住45年)

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中本は今大会の競技総責任者の大任を受けた(右下)

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今年のワールドゲームズ開催にあたり大会競技総責任者としてポーランドでの協議会に国際相撲連盟代表として3回出席した。

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2016年モンゴル・ウランバートル市で世界大会が行われた。大会席に横綱白鵬関(拓殖大学客員教授)にご挨拶したところ座席よりわざわざ立たれ、私は恐縮した。人間的にも立派な大横綱である。白鵬のお母さん(私と同じ年)、またお姉さんともお話しした。美人で教養のある人であった。

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2016年世界大会で黒川兄弟と