月刊Hanada4月満開号

 

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花田紀凱責任編集(飛鳥新社、840円)

まずグラビア「わが青春の…」は、シモーヌ・シニョレ。「輪舞」(1950)から「嘆きのテレーズ」(1952)出演、そして1959アカデミー主演女優賞、カンヌ国際映画祭女優賞、懐かしい人だ。

大特集<大メディアの嘘とヘイトと偏見>「韓国慰安婦像は朝日が建てた!」(山岡鉄秀)「ユニクロよりブラック地方記者残酷物語」(兼正太郎)に続いては「三笠宮と東条英機暗殺計画」(加藤康男著・PHP新書886円)は、これまで流れた情報より中身が濃い。評者は元文春常務の堤堯氏。

「なぜ、今、『河合栄治郎』なのか」(湯浅博)は、「全体主義と戦った男河合栄治郎」(同、産経新聞出版)を読むべし。新証言!元近衛兵が初めて語った「日本のいちばん長い日」(早坂隆)も、「新横綱・稀勢の里秘話」(父・萩原貞彦)も、巻末「長寿社会は“長呪”社会か」(渡辺利夫・金美齢対談)も読み応え十分。(M)