拓殖大学北海道短期大学とのミュージカル交流会に参加して(眞部あゆみ)

   2018/04/05

平成27年度北短ミュージカル交流会③

外国語学部中国語学科 2年 眞部 あゆみ

今回は次期語劇祭総指揮として北短とのミュージカル交流会に参加させていただきました。北短の学生が行うミュージカルは毎年レベルが高く、感動ができる素晴らしいものだと伺っており、今回拝見させていただいた『時の旅人~僕が待ち続けた時間~』は第26回の公演後初めての再演ということでとても楽しみにしていました。

拓殖大学から参加したメンバーはほとんどの人が語劇祭に関連のある団体の会長などで、語劇祭を運営する側としてたくさん為になるお話を聞きながら北海道まで向かいました。旭川は思ったより寒くなく、外に出ると一面の雪景色に皆で驚きながら、ミュージカルが行われる深川市民文化交流ホールまでバスで移動しました。

会場に着くと北短の学生が受付を行っており、多くのお客様を迎えていました。ミュージカルが行われるホールは思っていたより大きく、開演前にはスクリーンにメイキング映像が流れていました。幕が下りていても張り詰めた緊張感は私たちにも伝わってきました。開演のアナウンスが流れると幕が開き、2時間のミュージカルが始まりました。それは想像をはるかに超えるもので、演技自体はもちろん、音響や照明、衣装などすべて最高で、とても学生が作り上げたものとは思えませんでした。皆恥じることなく大きな声で堂々と演技し、劇中の歌もホール中に響き渡る素晴らしいものでした。特に印象に残ったのはセットチェンジの時のパネルの動きで、背景となっている大きなパネルが左右対称に前に繰り出し動く仕組みで、大道具やキャストの出入りが見えなくなるというものでした。キャストだけではなく舞台美術の腕前もあっての、ひとつの完璧なミュージカルが出来上がるのだと思いました。ミュージカルの内容もとても感動するお話で終了し、幕が閉まる時には、これを作り上げた学生たちの努力を考えると涙が流れました。

ミュージカル1日目は大盛況に終わり、観劇後は北短の学生との交流会を行いました。実行委員長から、キャスト、美術担当の学生などが参加し、ミュージカルを作る裏話や、語劇祭に活かせそうなお話をたくさん聞かせていただきました。

ミュージカルの余韻冷めやらぬままに、2日目は旭川市の旭山動物園に行きました。なかでもアザラシやペンギン4、ホッキョクグマなどは北海道という寒い土地ならではで、とても活き活きとした姿を見ることができ、久しぶりの動物園は楽しいものとなりました。

語劇祭を運営する側としてこのミュージカルを観劇し、学ぶことも多くありました。北短ミュージカルの良さをこれからの語劇祭で大学祭実行委員会にも団体にも活かすことができれば良いなと思った充実した2日間の研修でした。