関東大学ボクシングリーグ 拓大対東洋大
第68回関東大学ボクシングリーグ戦は9日、後楽園ホールで試合を行い、拓大は4勝5敗で東洋大に惜敗した。会場にはWBAスーパーフェザー級の内山高志スーパー王者や梶井憲俊拓大教授など多数の拓大教職員やボクシング部OBがいた。昨年の王者である日大を撃破し、王者奪還を狙う上で格下相手に手痛い敗戦だった。
序盤は優勢だったが、リーチをかけたライト級の藤田健児選手(4年)以降が勝てず、ミドル級の高沢武蔵選手(4年)が接戦を落としたためここ数年はAクラスを維持しているものの、初戦で優勝争いから大きく後退する結果となった。昨年とほぼ同じでTKOだったライトウェルター級やウェルター級がなかなか攻め切れなかった。
現在のボクシング部は他力本願だが、決して上位を諦めてはならず、18時30分過ぎからの遅い時間帯にも関わらず、拓大全体の応援は盛り上がった。現在はプロに転向し、ロンドン五輪ミドル級で金メダルを獲得した村田諒太選手が東洋大ボクシング部OBだが、新進気鋭校が虎視眈々と上位の座を狙っている。
三角洋平(102期)