八重樫東、まさかのKO負け

   2015/01/06

八重樫対ゲバラ①八重樫対ゲバラ②

WBC世界ライトフライ級王座決定戦が12月30日(火)東京体育館(渋谷区)で行われ、同級1位ペドロ・ゲバラ(メキシコ)が7ラウンドKO勝ちでチャンピオンとなった。対戦した同級3位八重樫東(大橋、拓大103期)の3階級制覇はならなかった。

試合は、序盤はお互い距離をとって相手の出方をうかがうようであったが、4ラウンド終了時点の判定は3者のうち2者がゲバラを支持。すると中盤からゲバラが強いプレッシャーをかけてきた。八重樫もそれに合わせてカウンターを狙っていたようだったが、不意に相手の右ボディーが脇腹をえぐりダウン、7ラウンド2分45秒であえなくKO負けとなった。

八重樫は昨年4月にWBC世界フライ級王者五十嵐俊幸(帝拳)に勝って2階級制覇、3度防衛ののち、今年9月のローマン・ゴンザレス戦で敗れてベルトを失った。今回は復帰1戦目で早くも世界戦、勝てば3階級制覇だった。階級を1つ下げての戦いだったので、減量の影響もあったのかもしれないが、前回の試合で歴史に残る激闘を見せてくれた後だっただけに、あっけない印象となってしまった。(S)