全国大学選手権Dグループ第一戦、帝京大学に雪辱ならず
12月9日ラグビーの聖地である秩父宮ラグビー場は、底冷えし強風にもかかわらず、ご父兄・学友・ラグビー部OB等、多くの応援で、スタンドはほぼ満員の状態でした。
対戦相手の帝京大学は、対抗戦グループ(拓大はリーグ戦グループ)で1試合を残し早々と優勝を決め、大学選手権も昨年まで三連覇を達成し、今大会は、史上初の四連覇を目指している名実ともに大学ラグビー界の実力ナンバーワンのチームである。拓大が大学選手権初出場の第44回大会(平成19年度)に初出場した際には、19-52で健闘むなしく敗れている。
試合開始10分帝京大がこの試合最初のトライを取るが、拓大も攻め続け、敵陣でプレーする時間が多くなり、帝京陣内22mライン付近中央での相手の反則から、SH岩谷奎太(4年 大阪桐蔭)がPKを狙い、ゴール成功し3点を返し3-7とする。しかし、その3分後、密集から展開されゴール左にトライを奪われた。
拓大も果敢に攻め続け、37分には相手SOがハイタックルでイエローカードとなり、10分間の退場で、拓大は1人有利な状態となるが、前半終了間際に3個目のトライを取られ、3-17としたところでハーフタイムとなった。
充分逆転することができる点差で前半を終えたが、後半もなかなかいつものゲームパターンに持ち込むことができず、開始1分にトライをされると、後半だけで8本のトライを奪われ大量点を喫してしまった。
しかし、一回りも体の大きい相手を目の前にして、勇敢なタックルで挑んだ拓大選手は、称賛に値する。大敗はしたものの、あの勇気あるディフェンスは必ず次の試合に繋がり、結果を出してくれるものと信じて疑わない。
第二戦は、12月16日に立命館大学と大阪近鉄花園ラグビー場にて行われます。キックオフは12:00。関西地区の学友の皆様には、奮って競技場に足を運んでいただき、応援の程よろしくお願い申し上げます。
学友会監事・ラグビー部OB 村松芳弘(学84期、院38回)