中央大学に逆転勝利!
リーグ戦3位の好成績で終了、大学選手権出場決定!
11月24日八王子市上柚木陸上競技場の朝は肌寒く曇り空であった。しかし、試合開始直前から勝利を漂わせる晴天に変わり、太陽があたると汗ばむくらいの気候であった。スタンドは満員。中央大学との八王子ダービーマッチは、大学選手権出場を決定づける大事な試合である。
試合開始後15分、母校・拓大得意の攻撃パターンから鮮やかなオレンジ色のジャージが中央大学のゴールに襲いかかるが、相手の必死のディフェンスが勝り、チャンスをものにできない。
中央大学との上柚木競技場での試合は、相性が悪くまだ未勝利である。そんな嫌な予感からか、先取点を献上することになる。前半31分、拓大自陣22メートルライン中央付近でのペナルティから、相手スクラムハーフがクイックスタートで拓大のタックルをすり抜けトライ。ゴールも成功し0-7と先取点を取られる。
しかし、地力に勝る拓大はその3分後、フルバック山本逸平(3年―目黒学院)が左中間にトライ。岩谷奎太(4年―大阪桐蔭)のゴールも成功し7-7に持ち込む。
さらに、前半終了間際の42分、山本が左中間にこの日2本目のトライ決め、逆転に成功。ゴールは成功しなかったが、終了間際のトライは相手に十分なダメージを与え、前半は12-7で終了。
後半も拓大は試合を優位に運び、後半17分、敵陣22メートルライン付近から右フランカー西原佑司(3年―仙台育英)が持ち込みトライ。ゴールも成功し19-7とリードを広げる。大学選手権出場に望みを繋ぐ中央大学もしぶとく拓大に食い下がり、後半21分には、トライを奪われるが、ゴール失敗(19-12)。
拓大は後半39分、相手陣内22メートルライン付近でペナルティキックを得て、すがりつく中央大学を引き離しにかかる。ここで、ゴールが成功すると拓大は勝利をほぼ手中にできると、ご父母及びOBは期待をもって見守ったが、残念ながらゴールならず。その後も手に汗握る攻防が繰り広げられるが、後半43分、ラックから拓大スクラムハーフ岩谷がタッチに蹴りだし試合終了。
中央大学を下したことにより、拓大は関東大学リーグ戦を3位の好成績で終了し、3回目の大学選手権の出場を決めた。また、準レギュラーの選手たちも第34回ジュニア選手権カテゴリー3で、1位(5勝1敗)の成績を残し、大東文化大学との入れ替え戦に臨む。
大学選手権は、今年から予選リーグ3試合を行い、各組1位が決勝トーナメントに進むシステムに変更された。今後の予定は、12月9日に秩父宮ラグビー場、12月16日は近鉄花園ラグビー場、12月23日は福岡レベルファイブスタジアムで行われます。学友諸先輩方から応援をいただけると選手の士気も高まります。応援の程よろしくお願い申し上げます。
学友会監事・ラグビー部OB会幹事長 村松芳弘(学84期、院38回)