平成23年度拓殖招魂社及び拓魂碑の秋季例祭が、母校の創立記念日にあたる11月3日(文化の日)木々も美しく色づいてきた八王子キャンパスで厳かに執り行われました。

拓殖招魂社には第1期の脇光三先輩(日露戦争において特別任務班で活躍)を始めとする、戦没者及び建学の理念に殉じられた母校関係者の英霊495柱が合祀されております。

祭主福田理事長はじめ、藤渡総長、小倉、工藤、溝口3常務理事、渡辺学長、村田理事、教職員、学生代表、学友会から赤澤会長、靍田、大山、井上副会長、後援会関根副会長らの関係者が多数列席しました。

引き続き拓魂碑前において学友会主催による拓魂碑秋季例祭が執り行われ、新たに学友91人が入魂され、合わせて6867人になりました。

前記拓殖招魂社例祭に出席された方々のご臨席の下、赤澤会長が式辞(別掲)を読み上げたあと、80人の方がしめやかに献花しました。

会長式辞

謹んで拓魂碑に祀られる全学友、全教職員に申しあげます。

私たちの母校拓殖大学並びに学友会は建学の精神を遵守し、一致協力して力強く邁進しております。我が学友会は明治四十二年に創立され、今日までその伝統を受け継ぎ、本年は創立一〇二年という長い歴史を誇っております。

我が国は現在、去る三月十一日の東日本大震災の復旧、復興に全力を傾けておりますが、まだその完全復興の見通しはたたず、苦難の道を歩んでおります。その中にあって我が学友会は卒業生の結束、絆を深めるべく、日々の活動を精力的に続けております。特に今年度は、経費節減を旗印にあらゆる分野の見直しを進め、その成果を被災学生の支援に当てるべく、一丸となって活動しております。

また、大学はルネサンス事業の第二ステージの終盤を迎え、大震災の影響で遅れもありますが、その後順調に進んでおります。このように学友会、大学も母校の発展の為、日夜努力を続けております。

本日、拓魂碑に入魂される方々は、元都連北支部長、専門部十九期、鶴見嘉秀殿、茨城県議会議員・次期県議会議長に就任予定だった、六十八期、鶴岡正彦殿はじめ学友九十一人、合わせて六，八六七人になります。

拓魂碑におわします諸先輩の霊位には、何卒母校、学友会の未来をお守り下さいますようお祈り申しあげ、式辞といたします。

平成二十三年十一月三日
拓殖大学学友会 会長 赤澤 徹

今回入魂者