北京のOBに出会って
商学部国際ビジネス学科 2年 成澤良樹
今年の夏に、拓殖大学の※個人研修奨学金を利用して北京にある北京語言大学に留学をしました。その際、商学部准教授の長谷川敦子先生が中国においでになるということで、北京大学に留学している本学OBの依田貴博さん(103期)と3人での食事をすることになりました。
8月27日に「五道口駅」で待ち合わせてから北京大学に向かいました。道中、依田さんの在籍するクラスは他に日本人が居ないこともあって語学学習に専念しやすい環境であることや、語学以外の教科も受講しているといった留学事情を話してくださいました。
大学を抜け、依田さんのお薦めのしゃぶしゃぶ店に入りました。そこで依田さんからいろいろなお話を聞きました。依田さんは新卒で就職し、何年か勤務した後中国への事業拡大に関心を持ってくれないその会社に不満を覚えたのが原因で退職したそうです。また、現在の日本の雇用形態や社会の世相についても、意見を述べてくださいました。
依田さんは語学を習得した後、日本の会社の再就職し、中国に新事業を興したいそうです。私は明確な目標を持って迷わず行動に移せる心の強さに憧れを覚えました。また、その行動の起点には、確かな知識、判断力、広い視野が必要だと思います。私は依田さんと出会ったことでより世界への関心を深めることができました。私もいずれ、グローバルスタンダードで活躍できる人材になれるように、知見と知識を広げて、正しい方向に行動したいと思います。
今回、引率してくださった長谷川敦子先生と貴重なお話をしてくださった依田貴博さんに感謝を述べたいと思います。また、拓殖大学の個人研修奨学金を頂けたことでたくさんの体験をさせてもらいました。本当にありがとうございました。
※個人研修奨学金…英語と日本語を除く第2外国語または地域研究科目の履修者を対象に、言語力の向上と実地研修を奨励することを目的とした拓殖大学の奨学金制度です。その科目に係わる国、期間や日程などすべてを学生自身で策定し、選考に合格した学生に付与されます。この制度は昭和43年以来毎年実施されており、今年度はこの奨学金をうけて34名の学生が世界12ヶ国で研修を行ってきました。