学友会阿波踊り

   2014/04/30

阿波おどり拓殖大学学友会連②

拓殖大学学友会として、40数年ぶりの参加となる阿波踊り―徳島県内でもさまざまな市町村で行なわれる阿波踊りの中でも、最も人出が多いのが徳島市の阿波踊り(市観光協会、徳島新聞社主催)です。毎年、8月12日から15日の間、徳島市内は踊り子と観光客で満ち溢れ、4日間で延べ130万人以上の人出となります。踊りのグループ(連)数は1000を超え、踊りに参加するものも様々であります。熟練の舞を披露する有名連、元気いっぱいの企業連、若さ溢れる学生連、可愛らしいちびっ子連、また障害や病気を抱えた人達、踊りに魅せられた観光客、中には外国人も少なくない。踊る喜びに境遇も世代も人種も国境も関係ない。ぞめきのリズムに踊る阿呆の身と心を震わせ、興奮が渦巻く踊り天国と徳島は変貌する。

8月13日、前夜祭

当日、観光客や帰省客が続々と徳島入りする中、今年は拓大学友が踊る阿呆になる為、続々と集結していた。午後6時より徳島ワシントンホテルプラザにて「阿波踊り前夜祭兼懇親会」が県内外総勢31名で行なわれた。徳島県副支部長 小谷哲司(64期)の進行により、校歌斉唱につづき、主催者代表 学友会四国連合会長 上野文夫(63期)より拓殖大学学友会として阿波踊りに参加できる喜びと、遠方よりお越し頂いた学友に感謝の気持ちを述べられた。引き続いて、徳島県支部長 酒井宏治(62期)、阿波踊り実行委員会 折目信也(67期、徳島市議会議員)より参加して頂いた県外の学友に感謝の言葉と阿波踊りの楽しみ方、徳島県支部の活動状況などの説明がありました。つづきまして、来賓代表挨拶として、学友会全国連合会長兼九州連合会長 浜地輝一氏(62期)ならびに、北陸連合会長 眞柄瑩一氏(64期)より、阿波踊りで拓大をアピールできるのを楽しみにしていた。一生の思い出にしたいとお言葉がありました。続きまして、兵庫県支部長 永富元氏(65期)の乾杯ご発声により懇親会に移り、暫し学生時代の思い出や阿波踊りの話で盛り上がりました。最後に岡山県支部長 勝山憲吾氏(67期)の万歳三唱により前夜祭の幕がおりました。

8月14日、阿波踊り

当日、この日徳島市内は終日雲が広がり、昼過ぎには今夜踊り込む演舞場に清めの雨が降りそそいだ。そんなさなか、拓大踊る阿呆達は、背中に拓殖大学と書かれたオレンジ色のハッピに身を包み、練習に夢中になっていた。踊り指導には本家大名連所属、徳島県支部事務局長 槇山忠春氏(67期)より基本から熱心に教えて頂いた。やがてリズムに手と足が合い、掛け声もそろい、槇山氏から合格をいただき、記念撮影を行ないました。踊る喜びを体験した学友から自然と笑顔が湧き出た思い出に残る1枚となりました。夕食をとった後、いよいよ演舞場に向けて出発、雨はすっかり上がりアスファルトの熱気を奪っていったが、拓大魂を持つ踊る阿呆達の熱気は増していった。「踊り天国、徳島に、人種の色も地の境もない」戦後65年の節目を迎えた世界の祭典阿波踊り。メイン演舞場藍場浜に拓大学友会連がさっそうと踊り込む。拓殖大学と書かれた高張提灯を掲げ先陣を切って演舞場の中央を進む槇山忠春氏、つづいて有名連の浮助連所属 徳島県支部 古城義夫氏(67期)の踊りが観客を魅了する。さらに、四国連合会長 上野文夫氏、徳島県支部長 酒井宏治氏、徳島県副支部長 小谷哲司氏、徳島県支部 藤見貴臣氏(93期)が先頭に立ち、4列横隊で合計43名の学友が笑顔で個性溢れる踊りを披露し観客を沸かせる。三味線、太鼓などの鳴り物を含め我々を有名連である本家大名連がサポートする。「ヤットサー、ヤットサー」「踊りは拓大、ヤットサー、ヤットサー」岡山県支部長 勝山憲吾氏らの迫力ある掛け声に続き全員で連呼し盛り上げる。踊り終わり演舞場を後にする時には押忍と一礼し観客に感謝した。1ヶ所の演舞場で踊る時間は15分から20分だが疲れを知らない拓大踊る阿呆達はまた次の演舞場南内町に踊り込む。拓殖大学と背に記されたオレンジ色のハッピは踊りの熱気から出る汗により次第に濃いオレンジ色にと染まり観客の目を引く。そのオレンジ色の集団に気づき近づいて来たのは東京都在住の矢内裕行氏(85期)だ。話によると矢内氏は阿波踊りの魅力に引かれ15年前から毎年踊りに来ているが初めて母校の連を見て感動されたようだ。早速、矢内氏も加わり次の両国演舞場に踊り込む。リズムを掴んだか拓大踊る阿呆達の舞に切れ味が増してきた。「ヤットサー、ヤットサー」声も大きくなる。そして最後に踊り込むのは紺屋町演舞場だ。夕方6時半から始まり気づけば9時半になろうとしていた。今まで先陣を切って踊り込んでいた槇山忠春氏(67期)から徳島県支部 江口浩史氏(87期)に20年の年を越え高張提灯が手渡された。最終演舞場に若手、江口氏の躍動感溢れる提灯さばきで踊り込む。拓大踊る阿呆達の宴は最高潮に。同じ学び舎で過ごした学友と踊れる喜びに包まれ、62期から102期まで世代を越えて最高の夏の思い出を手にした一夜となりました。最後は円陣を組み、興亜の雄図 カチマス踊り 押忍三唱で閉め解散となりました。

お礼

今回、拓大学友会連を結成するにあたり各県からご参加頂き、誠にありがとうございました。また、学友会本部はもとより四国連合会の皆様、各方面で御尽力を頂いた皆様に大変感謝しております。この場をお借りしてお礼申し上げます。

記 徳島県支部 95期 梶達矢

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