拓大ミュージカル「いつまでも忘れないから」を鑑賞して(瀬長恵子)
外国語学部 英米語学科 1年 瀬長恵子
拓殖大学北海道短期大学の魅力の一つは、保育科によるミュージカル公演である。ミュージカルを授業の一環としている大学は他に聞いたことが無く、表現力・創造力を備えた保育者の養成を掲げている保育科ならではの実践的な取り組みだと感じる。ミュージカル体験を目的に入学する学生が多いのも拓殖大学北海道短期大学の誇る点だろう。
今回、ミュージカル交流会にあたり事前にインターネットで今までの舞台を見たが、実際に目の前で見る生の舞台には圧倒された。学生らの演技に半端は無く、役者が私と同じ学生である事も忘れて話にのめりこんでしまった。ユーモアも多く、笑ったり感動で泣いたりしながら最後まで楽しむことが出来た。ミュージカルならではの歌とダンスを見ていると一緒に輪の中に入って、歌って踊りたくなった。
学生らは五か月という限られた時間の中で一つの舞台を作り上げている。私は、その事実にとても驚かされた。舞台は完成度が高く一人一人の演技から衣装、舞台演出まで素晴らしく、とても学生が制作したとは思えないほど緻密であった。毎日の大学生活を送りながら勉強と練習との両立は容易なことではなかっただろう。それでも学生らは伝統を受け継ぎ、拓大ミュージカルは今回で25周年目を迎えた。これは全員の協力と拓大を誇る気持ちがなければやり通すことは出来ないだろう。また、この舞台は学生らが大学の授業で培ってきた技術を大きく発揮できる場である。学生一人一人が輝き、自分自身を誇りに思ったことであろう。
私は、今回のミュージカル交流会を通して人と人の繋がりの大切さを強く感じた。拓殖大学北海道短期大学の学生と交流を持つことが出来なかったことは残念だが、学友会の方々と昔と今の拓殖大学についてお話する機会が持てて勉強になった。また、ミュージカルを見て感じた多くの良い点を次回の語劇祭に活かしたい。
今回のミュージカルの記事、写真、映像が、拓殖大学北海道短期大学のWEBサイトに掲載されております。
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