拓殖大学紅陵祭 学生交流訪問を終えて(吉澤 美玖)

   2019/05/10

保育科1年 吉澤 美玖

この度は、拓殖大学紅陵祭の訪問、また学友会の方々や本校の学生の方々との交流の機会を作っていただきありがとうございます。私自身、深川生まれ深川育ちであり、更に中学生の頃から拓殖大学北海道短期大学に入学すると決めていたため、北短以外の大学を見学するという機会は今までほとんどありませんでした。同じ拓殖大学ではありますが、世界に1番近いといわれている本校は保育科の学生である私にとって、キャンパスの大きさはもちろん、学部の数や授業内容、留学制度、更にクラブやサークル活動など全てがとても新鮮でありまた驚きの連続で、大きな刺激となりました。

今回は紅陵祭訪問ということもあり、1年生の私にとって来年の北短の大学祭へのヒントになることがたくさんありました。ダンスパフォーマンスや野外模擬店の宣伝方法など見習いたいところや新しいアイディアを多く得ることが出来ました。また、国際屋台村では今までに食べたことや聞いたことのない食べ物がたくさん並んでいて、見ているだけでとてもワクワクしました。今回はタイの名物料理であるガイヤーンを初めて食べたのですが、世界の名物料理を食べる機会はあまりないのでとても良い経験になりましたし、この屋台村からも世界に1番近い大学というのが伝わってきました。また教室企画である様々な展示から、世界の現状や歴史、実際に留学した方の体験談やボランティア活動など、普段の生活からは中々見ること、知ることのできないことをたくさん学ばせていただきました。

その中でも東日本大震災へのボランティア活動や、子どもたちへの教育が未だ確立されていない国へ絵本の寄付を行ったという記録からは、テレビなどのメディアからの情報でしか被災地や世界を知らなかった私にとって心に強く響くものがありました。実際に被災地に住んでいたという同年代の学生から話を聞く機会がありましたが、その内容は私の想像をはるかに超えるものばかりでした。テレビや新聞、インターネット等でたくさんの情報は見ていましたが、私自身が被災地へボランティア活動として足を運ぶ勇気は到底持つことが出来ませんでした。しかしそんな被災地へ同年代の学生の方たちがこんなにも多くボランティアとして足を運んでいたということを知り、心の底から尊敬しました。また保育士を目指す私にとって、世界各国の保育や世界の子どもたちには、元々興味があったため、絵本の寄付をはじめとした活動に実際に参加したいという気持ちを強く持ちました。生まれ育った深川の地にいると世界は普段、中々近くに感じることはできません。もちろん自分自身の活動や行動次第であるとは思いますが、これほど世界へ近づくチャンスがあり、また実際に同年代の学生の方々が世界で活動をしているということは本当に刺激となり、自分自身のこれからの勉強や様々な事柄への活動意識を高めさせるものになったと感じています。また、この交流訪問の中で教えて頂いた「学生一人ひとりの活動は微力ではあるが無力ではない」という言葉はとても印象強く、心を打たれました。

今回の紅陵祭交流訪問は多くの刺激を得るとともに、これからの学生生活での意識向上に強く結びつくものとなりました。紅陵祭訪問中はとても親切にキャンパス案内などをしていただき、また2日目の夜には交流夕食会として、とても素敵な席を用意していただき本当にありがとうございました。2月のミュージカル公演ではお世話になった皆様へ今回の恩返しが少しでもできるよう、また私が今回の交流訪問を通じて感じた刺激や意識の変化を本校の学生の方々に少しでも感じていただけるよう、これからの学校生活やミュージカル活動に全力で取り組んでいきたいと思っています。今回はこのようなとても貴重な機会を作っていただき本当にありがとうございました。

平成25年度 北海道短期大学 紅陵祭学生交流訪問⑦