ゴングを鳴らせ!

   2017/08/24

生田秀之(Kindle版のみ、546円)

スーパーウーマン、村上水軍の末裔、女子プロレスラー・村上美海が大奮闘する、痛快娯楽、政治エンタテインメント映画のシナリオです。20年以上前、映画会社で企画が通りそうだった作品です。

広島県豊島郡安芸浦町町長・村上正隆(65)が、町長選挙を目前に脳出血で倒れ、東京で女子プロレスラーとして活躍していた娘・村上美海(25)が、急きょ町長選挙に駆り出されます。そのドタバタを、 瀬戸内海に面した風光明媚な漁師町を舞台に、コミカルに描いた政治エンタテインメント映画のシナリオです。

20年以上前、某映画会社に、当時売出し中だった、藤原紀香さんか江角マキコさんのイメージで企画書を出し、もう少しで通りそうだった企画です。もしあの時、この企画が通っていれば、彼女たちは、「男はつらいよ」シリーズの渥美清さんにように、国民的映画スターになっていたかもしれないと思うと、残念でなりません。

アメリカ合衆国第35代大統領、ジョン・F・ケネディの口癖は、「レッツ、ビギン!(さあ、始めよう)」でした。彼はそのモットーを実践し、歴代の大統領が恐れて、決して手を付けようとしなかった、アメリカのある巨大組織にメスを入れようとしたばっかりに、暗殺されたとの説があります。

この物語の主人公・村上水軍の末裔である、村上美海の口癖は、「(はよ)う、ゴング、鳴らしんさいや! 」でした。彼女もやりすぎて、ケネディ大統領と、同じ運命にならなければいいのですが?(著者)

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