ブラジル柔道映画を日本で

 

前ブラジル連合会長 安達敬之助(58期)

ブラジル講道館柔道有段者会(関根隆範会長=慶大OB)の近況をお伝えします。1月には「柔道小辞典」を発行しました。3月には石井千秋氏(早大OB)が「ブラジル柔道のパイオニア」発刊にこぎつけました。石井氏は1972ミュンヘン・オリンピック銅メダル(ブラジル柔道メダリスト1号)の人です。

この本の中には南米最大のウジミナス製鉄所建設に八幡製鉄(現新日鉄住金)から派遣された阿南惟正氏(東大OB、現拓大理事・後援会長)のことや、岩船貢氏(拓大OB、岩手県立宮古高校出身)との出会い、もと日刊スポーツ宮澤正幸記者との交流がいっぱい書かれています。阿南さんが蒙古放浪歌を愛唱される原因です。

そして5月には映画「A Grande Vitoria」(偉大なる勝利)が公開され、ブラジル社会に大きな反響を呼びました。マックス・トロンビーニ(45)が父親不在の貧困家庭から母の愛だけで柔道を続け、荒れた少年時代を乗り越える人生哲学的ストーリーです。当有段者会では熱血の岡野脩平氏(中大OB)はじめ、広く鑑賞を呼びかけています。

なかでも日本で上映してもらえることを一同が強く希望しているところです。どなたか紹介してくださる方はいませんか?私事ですが私は4月22日から北米サンフランシスコ在住の娘と孫(ゴールデンゲート近い)のところへ行き、5月14日サンパウロに戻って来たばかりです。(5月22日発信→6月9日東京着信)