2013年阿波踊り学友会連

   2014/03/23

2013年阿波踊り学友会連①

踊り天国 阿波徳島。毎年7月に入ると街は至る所でぞめきのリズムとともに本番に向けて毎晩練習を重ねる光景が我々の心を弾ませる。徳島の街が踊り一色に変貌し拓大踊る阿呆にとって情熱がほとばしる暑い夏がやってきた。

拓大の伝統に誇りを持ち、阿波踊りを通じて拓大のPRと学友の絆を強くする為に結成した「阿波踊り拓殖大学友会連」。4年目を迎えることができた今年も、全国から多くの学友に参加頂き、総勢51人がオレンジ色のハッピに身を包み興奮と熱気が渦巻く踊り天国徳島に踊り込んだ。

阿波踊りは400年の歴史があり、今では約1000連を超える踊りグループがあり、8月12日~15日まで徳島市内の演舞場と踊り広場のみならず至る所で踊りの渦ができ二拍子に手と足を合わせて渦に入れば踊り子一人一人が主役となれるのだ。踊る者も見る者も心を弾ませ笑顔にさせる不思議な力を持つ二拍子のぞめきが鳴り響き、まさに徳島は踊り天国と化す。

8月14日、今年も踊る拓大阿呆達が徳島に集結した。早速、オレンジのハッピに着替え練習開始、指導は本家大名連所属の槇山忠春氏(67期)が基本から丁寧に指導した。一時間もしない内にすっかり二拍子のリズムになれ余裕の顔見せる。手を挙げて足を運べば阿波踊り、世代を超え初めて会った者同士でも親しげな目で笑い合う。「ヤットサーヤットサー」声も大きくなりボルテージも上ってきた。これが阿波踊りの真骨頂。初めてでも楽しく踊れる最強の二拍子だ。

さあ、街へ繰り出そう。徳島県支部長 酒井宏治氏(62期)の出陣のあいさつの後、富山県 松尾樹氏(97期)の掛け声で興亜の雄図、カチマス踊り、押忍三唱で気合を入れ待ち焦がれた藍場浜演舞場に躍り込む。拓殖大学と書かれた高張提灯とのぼりを高々と掲げ、槇山忠春氏と小川慎一郎氏(96期)と瀬戸崎和則氏(102期)が先陣を切って踊り込む。続いて有名連の浮助連所属 古城義夫氏(67期)の独特の網打ち踊りが観客を魅了する。その横には天を突くしなやかな指先で女踊りを舞う眉月連所属の速水尚子さん。更に勇壮な男踊りの一群が押し寄せる。「踊りは拓大、ヤットサー、ヤットサー」藤見貴臣氏(93期)の掛け声が演舞場にこだますると皆も続いて連呼する。日中の記録的な猛暑が残る午後6時半、熱気が熱狂へと変わっていく、今年初参加の市川洋介香川県支部長(82期)も真っ黒に日焼けした首筋の汗が、照明に当たってきらりと光る。香川県 河合弘太郎氏(94期)の笑顔が観客の心を弾ませる。元気いっぱいの子どもたち松尾美咲ちゃん、森匠くん、森煌くん、竹岡昂之介くん、岡和馬くん、市川新之助くん、河合綾ちゃん、河合花菜ちゃんも隊列をくずさず大きく手を振る。(かね)、太鼓の鳴り物は本家大名連が我々をサポートする。飛び交う歓声に全身で踊る喜びを表現する拓大踊る阿呆達。

次いで駅前踊り広場に踊り込んだ。ステージ上では森真弓さん、大西麻子さん、松尾美鈴さん、山名満代さん、日下秀子さん、内山はまさん、市川由香さん、岡緑さん、河合綾さんを中心に女性だけのチームを結成。オレンジの衣が花びらのように華麗に舞い大名連のお殿様を誘い出す。飛び入りしたお殿様も観客も大満足、さらに興奮の渦は大きくなる。

引き続き南内町演舞場に流れ込む。「ヤットサー、ヤットサー」掛け声も大きくなり、躍動感が増してきた。ぞめきのリズムと一体となり踊る拓大阿呆たちの熱気は更に高くなる。初参加の千葉県 森陽介氏(98期)知さん夫妻も仲良く足を合わせ踊り込む。常連となった愛媛県 土井田学氏(69期)兵庫県 山名英夫氏(69期)岡山県 日下恵介氏(69期)香川県 清水利隆氏(71期)には二拍子のリズムの中に「静」と「動」が加わり本格的な男踊りが拓大らしさを醸し出す。現役学生の阪本寛典氏(4年)も迫力あるウチワさばきで続き、樋口俊博氏(70期)と鈴木敏之氏(79期)の個性溢れる踊りと満面の笑みに熱い視線が注がれ満場の拍手が拓大踊る阿呆たちをさらに興奮させる。

最後に踊り込むのは紺屋町演舞場「カン、カン、カン」と軽やかな鉦の音が鳴り響くと拓大踊る阿呆たちの笑顔がはじける。観客の熱い声援を受け、踊りの醍醐味を肌で感じながら女性達が先頭で踊り込む、後方から酒井支部長を筆頭に西條勝行氏(64期)横田啓二氏(64期)森志郎氏(73期)笹賀和男氏(74期)木本光典氏(76期)の男らしい足さばきが観客の心を魅了する。東京都 矢内裕行氏(85期)の渾身の踊りが観客の心を揺らす。「この演舞場で最後だぞ」槙山氏の高張提灯が一層大きく揺れる。阿波に集結した拓大踊る阿呆たちの熱気はついに佳境へ 時空を超えて二拍子のリズムと熱狂的な乱舞が続く 一年に一夜だけの拓大学友会連 喜び、感謝、願い、さまざまな思いを胸に力の限り踊りきる。世代を超えた学友と共に踊れた歓喜に包まれながら岡山県支部幹事長 日下恵介氏の掛け声のもと興亜の雄図、カチマス踊り、押忍三唱で締め括り、平成25年度の阿波踊り拓大学友会連の解散となりました。

梶達矢(94期)

お礼

今回、拓殖大学友会連を結成するにあたりまして各県からのご参加、誠にありがとうございました。ご後援頂きました学友会本部ならびに拓大後援会からのご配慮はもとより四国連合会の皆様、各方面で御尽力を頂いた皆様方に大変感謝いたしております。この場をお借りしてお礼申し上げます。

尚、来年の拓大学友会連結成は8月15日(金)の予定です。初心者でも大丈夫、基本から心を込めて指導いたします。阿波踊りを通じて拓殖大学のPRと学友の親睦を深めましょう。ご家族、ご友人、同窓会を兼てのご参加も大歓迎です。皆様の益々のご参加心よりお待ち申し上げております。

(徳島県支部一同)

2013年阿波踊り学友会連②2013年阿波踊り学友会連③