平成23年度関東大学リーグ戦1部、2部入れ替え戦は11日、熊谷ラグビー場で行い、拓大は27対21で立正大に辛勝した。ラグビー部鯨岡英敏副部長(69期)やラグビー部ＯＢなどが応援にきた。今季は僅か1勝に留まったが、2部校相手にまさに「薄氷の勝利」である。熊谷市にグラウンドのある立正大は、さすがにＯＢや学生など多数の応援団がいた。

開始直後に先制し、前半22分に齋藤堅昭選手のトライ成功でやや優勢なまま折り返した。10分間のハーフタイムは両校の選手紹介を行った。後半は相手外国人選手の活躍もあり、僅か1点差まで追い上げられたものの、大松直人選手のトライで何とか突き放し、1部残留を決めた。

関東大学リーグ戦は初優勝を飾った流通経大、東海大、関東学院大の上位3校以外は、実力がほぼ拮抗している。しかし、現在の強豪校も伝統校相手に苦しんでいる時期もあった。今季の課題は得点力だが、ＦＷという弱点を克服し、来年こそは大学選手権に出場して、まずは1勝という目標を掲げて戦ってほしい。

三角洋平(102期)