剣道部監督 髙野力氏 剣道八段昇段
拓殖大学剣道部監督 髙野力氏(学84)が、平成25年11月に日本武道館で行われた剣道八段審査会で剣道最高位にあたる八段に見事合格した。合格率が極めて低い「日本最難関の試験」と言われている審査を突破した。髙野力監督は、専門部17期卒業である故・髙野武先輩の孫にあたり、現在、髙野道場三代目館長として剣道指導にあたっている。
審査は一次、二次、三次試験がある。一次及び二次では各2人ずつを相手に1人約2分間の立ち合いの実技審査を行い、合格者は三次試験で日本剣道形の審査を行う。今回は2日間で延べ1,930人が受験し、合格者は17名、合格率はわずか0・8%という狭き門だった。
審査後、髙野監督は「35歳からコーチを仰せつかり、40歳より監督に就任、苦労する事は多かったが、学生を指導すると共に自分の修行にもなり、共に過ごした時間がこの度の昇段に結びついた。今後、拓殖大学剣道部のさらなる発展につながるように力を注いでいきたい」と語った。
今後、剣道部監督として、また日本剣道界を牽引する人材として更なる活躍が期待される。
小寺慶祐(学100)