レスリング全日本マスターズで拓大OB活躍
第13回全日本マスターズ選手権大会(1月12日、青少年総合センター)
拓大OBの佐々木悟さん(旭川市・北日本学院高卒)は、個人での成績は新人選手権2位が最高だったが、昭和40年代中盤の拓大の主力として活躍。東日本学生リーグ戦2位というチームのメンバーだった。今大会では3者リーグの初戦を勝ち、実質的な決勝となった梅田修二さん(大阪・近大付高教)との一戦も5-0とリードする好調。
しかし、この時のローリングで右脚に肉離れのような症状に襲われ、無念の棄権。「恥ずかしい。練習も満足にしていないのだから、けがするのは当りまえですね」と照れ笑いを浮かべた。
セコンドは拓大で鳴らした長男・遼さんと次男の同じく晋さん。遼さんは2009年の全日本大学グレコローマン選手権60㎏級のチャンピオン。晋さんも東日本学生新人選手権で2階級制覇を達成。2012年全日本学生選手権グレコローマン60㎏級2位などの成績を残して拓大の躍進に貢献した。
悟さんは2人の息子が卒業したあとも大会の度に会場を訪れて母校の応援を続け、世田谷区千歳烏山で経営している居酒屋「百万石」は、拓大の祝勝会や慰労会の常店だ。
「ここ5、6年マットに上がったことがない」というにもかかわらず試合出場を決めたのは、知人が出場した昨年の大会を観戦し、「出てみたい」と思ったことに始まる。昨年10月に正式に決意して練習を始めたが、首筋を痛めて病院通い。医師からは「やめた方がいい」とアドバイスされたそうだが、「大丈夫だ、と思って出場した」と言う。
けがを除けば、久しぶりのマットは「楽しかった」と言うが、「やっぱり厳しいスポーツですね」と一言。5点をリードしたにもかかわらず優勝につなげられなかったが、「まあ、出来ただけでも幸せです」とのことで、「できるかな、という気はしました。来年も機会があれば出てみたいです」と、来年のリベンジを宣言。(日本レスリング協会ホームページより)
年齢別229人参加。46~50歳の部97㎏級①は高橋幸治(87期、千葉・佐倉レスリングクラブ)51~55歳の部同級①は湯川栄光(82期、愛知へなちょこクラブ)が久しぶり復活V!