月刊Hanada 8月五輪応援号
花田紀凱 責任編集(飛鳥新社、950円)
待ってました!オリンピック一色である。グラビア特集が「聖火リレー、日本を走る!」②(福井県鯖江市から滋賀県まで)に始まり、安倍晋三×櫻井よしこ独占90分の読み応え。元都知事の猪瀬直樹(作家)は「五輪反対は朝日の倒閣運動」で始まる。ロンドン大会後に銀座パレードに50万人を集めた当事者だ。堤―久保対談ではオランダ・ユトレヒトでヘーシンク宅を訪ね、美空ひばり「柔」を聞かされる。在フランス・山口昌子元産経新聞パリ支局長発「東京五輪中止なら日本は敗戦国となる」では、マクロン大統領が東京の開会式に出席するのは、2年後パリ大会が待っているから。ついでながらパリの「6月23日即ちオリンピックデー」催し行事は、いかがであったか教えてほしい。亡きクーベルタン男爵が創始者とされる記念日なのだ。日本では全く無視された。
巻末「編集長から」出前の東京大会を東京外大3年生だった花田さん目撃の感激と、その4年後、マラソン円谷の自裁遺書に今でも涙が止まらない―と。次の9月号は7月26日(月)発売です。(宮)