韓国支部創立60周年記念祝賀会

   2014/03/21

ケーキカットの様子

ケーキカットの様子

9月7日(土)、ソウルのロッテホテルにて学友会韓国支部(韓国総同窓会)創立60周年記念祝賀会が盛大に開催され、日本からも多数の学友が参加した。

出席者は韓国側学友が約90人、日本側は43人と会場いっぱいに溢れるばかりだった。

司会は工学部大学院博士課程修了で韓国支部の金恵蓮運営局長、韓国語と日本語の2ヵ国語で歯切れ良く速やかに進められた。

權容泰(クォンヨンテ)会長(77期、支部長)は韓国支部創立の1953年は北朝鮮の侵攻により朝鮮戦争が勃発して3年目であり、停戦の合意に至った歴史的な年であった。爾来、今日まで拓殖という旗のもとで胸が熱く高鳴るのは、拓殖大学の精神が受け継がれてきたから、と挨拶された。

赤澤学友会会長は韓国支部の今日までの活動に感謝を述べた上、学友会の現状を報告、大学に対する協力、学生への支援状況を披露した。

大学の小倉常務理事は韓国からの留学生の受け入れの歴史は古く、1930年以前からであり、それは台湾からの受け入れよりも早かった。現在も韓国からの留学生は拓大全留学生の約10%強に当たる102人が在籍しており、熱心に学び活発に活動している。留学生に対する支援は今後とも続けていくので引き続き拓大に留学してほしい、また文京キャンパスの整備事業に就いても2015年には完成するべく工事が進んでいるので日本に来られたら寄って見てほしいと呼びかけた。

次いで赤澤会長の今回の祝賀会出席に対して、韓国支部長からお礼の言葉と記念品の贈呈があった。そして赤澤会長から韓国支部長や功労者に対する感謝状の贈呈があった後、福田大学理事長の祝辞の披露や韓国同窓会の活動が報告された。

そして我々参加者がびっくりしたのは、ここでお祝いのケーキカットがあったことである。日本では結婚式のケーキカットは一般的だが、お国が変われば変わるでこういう席でも行われるのだと初めて知った。

約1時間の式典が終わりいよいよ懇親会の開始となり、一気に会場は賑やかになった。あちこちのテーブルから韓国語、日本語の会話が弾み、久しぶりの再会で笑顔、笑顔の会話が続いた。司会は李尚河副会長(86期)でお父上は55期とのこと。これも日本での順序と違うが乾杯のあと校歌斉唱があり、ほとんどの韓国学友も久しぶりの校歌斉唱だっただろう。この後記念撮影となったが参加者が多く全員の顔は写しきれなかった。

お祝いムードがいっぱいで早くもカラオケが始まり、韓国側の女性のトップバッターがびっくりするほどの声量で堂々と歌いヤンヤの拍手。日本側のトップは赤澤会長が自ら登壇、自慢の喉を披露し会場を大いに盛り上げた。

後は次から次と日頃の練習の成果を発表し、会場は穏やかムードいっぱいとなった。9時頃お開きの時間となり応援団出身のリーダーにより興亜の雄図、勝チマス踊り、オス三唱とお決まりのコース。韓国の学友も本場の勝チマス踊りを懐かしそうに眺めていた。

最後の最後に韓国人学友による一本締めで初めての日韓合同祝賀会は惜しまれながら終宴となった。

この後はそれぞれのグループで日韓合同や日本人同士で夜のソウルの街を遅くなるまで探訪した。

大内信哉(58期)

韓国支部創立60周年記念祝賀会②

韓国支部創立60周年記念祝賀会②

日韓の学友が大集合

日韓の学友が大集合