ミャンマーで学んだ海外で働くということ(平成30年度海外OB訪問研修・ミャンマー)

 

土田航平
国際学部 国際学科1年
横浜市立桜丘高校
2018.4 拓殖大学入学
2019.2 海外在住OB訪問研修(ヤンゴン)参加

はじめに

作業をするミャンマー人

作業をするミャンマー人

参加した目的

  • 東南アジア内の後進国ミャンマーの衛生問題の調査を行い、サークル活動や将来の進路に活かす。
  • 海外でお仕事をされている先輩にお話を聞き、海外で働くうえで大切なことや自分が学生時代に何をすればよいのかを考え行動する

研修内容

ミャンマーの郊外

ミャンマーの郊外

研修内容は、主に現地の先輩方の企業訪問です。訪問先で実際に働くミャンマー人を見たり、ミャンマーで働く日本人の先輩にお話しを伺ったりします。訪問させていただく企業先は、飲食の工場の重労働からオフィスでの事務仕事など様々な分野の仕事があり、自分の視野を広げるとても良いチャンスだったと思います。

次に、研修の目的の一つであったミャンマーの衛生問題についてです。ヤンゴン、ネピドー、マンダレーなどの都市は、電気や水道や道路の整備が整っており以前に比べるとだいぶ近代的な生活を送っていました。しかし、都市から車で20分ほどの郊外では、写真のような水道も電気も通っていない地域での生活を送っています。研修内容や時間の都合上、その現場を実際に見られないことは残念でした。しかし、ASEANのなかでの後進国の現状を先輩のお話などから知ることができてよかったです。

なかなか行くことのないミャンマーで素晴らしい拓殖大学の先輩との人脈を作れる機会です。この機会をフルに活用し自分なりに成長できたと思います。この研修に参加させていただいて本当に良かったです。

感想

今回の研修に参加して自分の甘さや未熟さを深く痛感しました。海外で働くということのすばらしさを先輩方の働く姿を通して感じるともに、海外で仕事をしていくことのハードルの高さや今の自分では到底できることではないと感じました。先輩方の中には大学に入る前から海外で働くために自分の能力を磨いていた先輩もいらっしゃいました。研修に参加し、海外で働く先輩方にアドバスをいただくことで、自分があと3年間で何をすべきなのかを考えられたと思います。

まとめ

ミャンマー語で書かれた手洗いの仕方

ミャンマー語で書かれた手洗いの仕方

今回の研修を終えて最も印象に残ったことは、海外で働く手段の多様性です。私はいままで海外で働く=国際機関に勤めるという考えに固執しており、またそれを目標にしてきました。しかし、先輩方の職業は、経営コンサルタント、運送会社、飲食業など本当に幅広い分野で、今まで自分がいかに狭い視野を持っていたかを感じることとなりました。それをきっかけに今までの自分であれば興味のわかなかった分野に挑戦しようと考え、今後はスタディツアーへの参加や様々な分野でご活躍されている人にお話しを伺ってみたりして自分の視野を広げていこうと思っています。今回の研修は自分の人生において大きなターニングポイントになりました。素晴らしい方々とのこの出会いを大切に、残りの大学生活を有意義にすごしていきたいです。