香港マカオOB訪問研修(平成30年度海外OB訪問研修・香港)
工学部機械システム工学科 2年 冨田彩加
東洋女子高等学校出身
はじめに
今後、こういった機会がない限り会うことはないだろう方々とお会いし、お話を伺うことで自分の視野を広げたいという思いと、将来海外で働きたいが不安があったので、その不安を取り除くことを目的として参加しました。
もともと工学部は海外研修が少なく、私自身こういった研修に積極的ではない方でしたが、学部問わず参加できるという滅多にない機会だったので応募を決意しました。
研修内容
今回は9月4日から9月8日の5日間で香港、マカオを回りました。
9月4日
14時半ごろに香港国際航空に到着しました。加藤さんが出迎えてくださり、そのまま旺角市内を案内してくださりました。日本ではあまり見ない乾物や洋服、ちょっとした食べ物が売られた店が密集していました。ホテルにチェックイン後、香港理工大学に向かい日本語の講義を受けている学生達と交流しました。香港に来たら食べるといいオススメのお菓子や食べ物を教えてもらったりし、教えてもらった食べ物は研修の合間に探し、後ほど頂きました。その後は沖縄にインターンに行ったという3人の理工大学生に大学内を案内してもらい、日本語講義の先生の松本さんも含めた6人で学内のレストランで夕食を頂きました。
9月5日
加藤さんとともにフェリーでマカオまで行きました。リアル・セナドやセナド広場、聖ポール天主堂跡とその先の墓室、マカオ博物館など世界遺産歴史建造物を観光しました。お昼にカレーをご馳走になった後はベネチアン・マカオという巨大カジノリゾートホテルへ行きました。内装がとても綺麗で、中は高級ブランド店が並んでいました。カジノができる年齢に満たしていなかったため中に入ることはできませんでしたが、上の階から少しだけ覗くことができました。ホテル内を観光した後はこのホテルで働いているという拓殖大学卒業生の伊藤さんとお会いし、お話を伺いました。その後夕食までに少し時間があったので、ベネチアン・マカオの近くにある世界的に有名な女性建築家ザハ・ハディドさんが手がけたモーフィアスホテルのロビーを見て回りました。ここを見たら東京が田舎に見えます。一度は訪れても損はないほど素晴らしかったです。夕食はポルトガル料理をいただきました。どの料理も美味しく、食べきれないほどの量をご馳走になりました。
9月6日
フェリーで香港へ戻りました。フェリー乗り場を出る時、人が多く手続きが長引いてしまい慌てて上野さんと合流しました。待ち合わせ時間ギリギリで写真を撮るのも忘れてしまいましたが、お洒落な会議室で重光さんと江坂さんと合流し、one space会社社長のGregさんによる英語でのプレゼンを聞きました。私は英語が全くできないので残念ながら内容はほとんど分かりませんでした。本当に勿体無いと思い、これからはもう少し真面目に英語を勉強しようと思いました。その後、上野さん、重光さん、江坂さんとともに昼食を頂きました。上野さんの香港に来るまでの経緯や、重光さんに積極性のなさをご指摘いただいたり、江坂さんに香港での仕事の様子を伺ったり、かなりたくさんのお話をし、充実した時間を過ごしました。ちなみに、ここで食べた料理が一番美味しく、お店の名前を聞いておけばよかったと後悔しています。江坂さんはこの後まだ仕事があるとこのことだったのでお別れし、宮松先輩と合流しました。その後重光さんと江坂さんが勤めるS &techsが社リフォームに関わった香港上海銀行香港支店ビルの説明を受けました。エスカレーターは龍の口をイメージし、下から上へと良い気の流れを持ち上げる構造となっており、風水や流れをかなり意識しているようでした。リフォーム前の建物を見てないのでどれほど変わったかは分かりませんでしたが、かなり広々とした空間になっており居心地が良かったです。説明が終わると宮松さんが自身のGOGO FOODSを社案内してくれました。この会社を立ち上げたばかりの頃の話や、海外に行く上で必要な心得をお話ししてくれました。途中日本に留学していたという香港人の方にもお話を伺い、その方に食料を保存している冷凍室などを案内してもらいました。
9月7日
この日は国際列車に乗って中国の深圳にある日本通運会社を訪問しました。そこで、日本通運の事業内容や倉庫を案内してもらい、社員さんと昼食をともにしました。私たちと年齢の近い日本人の方もいて、その方になんで香港に来たのか、香港はどうかなど、いろいろお話ししてくださいました。香港に帰る前に中国で偽物のブランド商品がたくさん売られていることで有名な羅湖駅ビル内のショッピングモールに行き、実際に商品を見てきました。本物を普段使っている人でないと偽物かどうか分からないくらいそっくりに作られていました。途中セールスのおじさんに捕まりしばらく付きまとわれましたが、無事香港に帰ることができました。
最後にお世話になった先輩方とレストランで会食をし、今回の研修で学んだことを話しました。見慣れない料理が運ばれてきて、戸惑ったりしましたがインターンのお誘いをしてくださったり、有意義な会食となりました。
9月8日
上野さんがホテルのロビーまで見送りに来てくださいました。加藤さんに空港まで送っていただき、オススメのお土産売り場でお土産を買いました。21時半ごろ無事日本に着き家に帰ることができました。
感想
日本とそんなに遠くないのに、日本とだいぶ違った景色や文化を学ぶことができました。今回は香港マカオの一部、中国の一部しか見ることができなかったので、また何度か行ってさらに視野を広げていきたいと思いました。また、将来海外で働くにあたり何が必要かをお話を伺うことによって知ることができました。最初に話した通り海外で働くことに不安を覚えていましたが、拓殖大学の卒業生の方々が世界で活躍しているのを見て、勇気をもらいました。今回の研修では自分の知識不足と語学力のなさが浮き彫りになりました。それによってこれから何をするべきかが明確になったので良かったです。
まとめ
最後に、5日間も私たちが何事もなく過ごせたのは学友会の本部、香港マカオ支部の方々、その他今回私たちにお会いしてくださった方々の支えがあってこそだと思います。本当にありがとうございました。短い時間にたくさんの体験をさせて頂き感謝の言葉以外見つかりません。今のところまだ明確な目標を掲げていない為私自身どうなるか分かりませんが、将来海外で働けるよう今を頑張りたいと思います。