月刊Hanada 8月灼熱号

 

表紙

花田紀凱 責任編集(飛鳥新社、840円)

「もっと韓国に謝らなアカン!」百田尚樹(作家)と呉善花(拓大教授)の対談に注目したい。今回は、日本人と韓国人の、お辞儀の仕方が参考になった。拓殖大学史研究員として一番注目したいのは「通化事件、8月15日からの戦争」(集中新連載=加藤康男)だ。満州と朝鮮の国境にある通化で終戦後に発生した大惨劇。中国内戦(国民党と共産党)のあおりを食って3000の日本人が殺され、厚い氷の川に投げ込まれたりした。1946(昭和21)年2月、民間人の拓大卒業生が犠牲となった。その中の1人は金森夏樹学友(気仙沼中―34期―満鉄)で、故金森とし枝さん(帝国女専―50期―読売新聞婦人部長)の義兄にあたる。(M)

Amazonで買う